【 高卒野手1年目と打席数 】ルーキー韮澤雄也選手が超えたい基準「年間300打席」の壁

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JUNJUN
16年目の医療系国家資格取得者で野球を中心に活動し、現在は『法律』も勉強中です。
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プロ野球1年目の野手の壁 300打席

 

毎年多くのアマチュア選手がプロ野球に入団します。
今回は1年目野手の打席数に注目してその後の予測について話を進めていきます。

 

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高卒1年目でも積極的に実践で起用

 

まずは25歳以下の2軍野手の試合数と打席数を振り返ります。
打席数が多い選手をみると、中村奨成選手以外は2年目以内の選手になります。

 

ここ数年のカープ2軍では1年目から積極的に起用しているのが特徴です。
2019年には内野のスタメン全員が高卒1年目という時期もありました。

[ 2019年 高卒1年目で埋めた内野の布陣 ] 

以前のようにやみくもに「まずは体力作り」という方針ではなく早くから実践に
近年の選手は体格に恵まれていることもあり、育成方針の変化がみられます。

 

① 入団年度別の打席数の割合

 

そうなってくると、当然ながら打者の打席数も変化します。
25歳以下の選手の総打席数を入団年数別にわけてグラフ化しました。

年数別にみていくと、1年目が60%を占めていることがわかります。
2年目までの選手でみていくと25歳以下の総打席数の90%近くになります。

いかに1年目から積極的に打席に立たせているかがよくわかります。
同時に、年数を重ねていくと打席数が削られていくこともわかります。

 

② 1軍のレギュラー選手の多くは「300打席」

 

歴代の高卒入団野手に絞って、1年目の2軍での打席数をみていきます。
2017年以降は高卒野手に1年目から多くの打席を経験させていることがわかります。

そして将来的にレギュラーになる選手の多くは300打席以上立っています。
捕手で1年目から多くの打席に立つのは難しいですが、坂倉将吾選手は越えています。

 

また、1年目から1軍の打席に立っているのは3選手のみでした。
この3選手がいかに期待され、貴重であるかがよくわかります。
現在、小園海斗選手は2軍で苦労していますが、また1軍で活躍を。

 

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有望視されていた他球団の高卒野手たち

 

他球団に入団した選手も含めてカープの選手と比較していきます。
注目された選手を抽出しましたが、ほとんどの選手が300打席を越えています

中村奨成選手のみ捕手という特性上、250打席未満となっています。
坂倉将吾選手は300打席を越えたの例外で、このくらいが妥当な数字でしょう。

 

① 高卒野手の主力選手の多くが「300打席」を経験

 

12球団の高卒の主力選手を確認しましたがほとんどの選手が300打席を越えています
ケガなどがない限りは期待されている選手のボーダーラインはその辺りかも知れません。

もちろん打順により増減するので下位打線にいくほど少なくなることもあります。
とはいえ、300打席を超えてくると期待されている選手といって良いかと思います。

2軍打席数 1軍打席
T-岡田 (2006) 319
坂本勇人 (2007) 330 3
浅村栄斗 (2009) 386
大田泰示 (2009) 424 7
筒香嘉智 (2010) 451 10
今宮健太 (2010) 306
西川遥輝 (2011) 317
山田哲人 (2011) 460
高橋周平 (2012) 288 73
森友哉 (2014) 257 92
岡本和真 (2015) 257 31
平沢大河 (2015) 328 53

 

 

② 300打席に届かなかった丸佳浩選手と中田翔選手

 

現在の主力選手で1年目に300打席に届かなかった選手もいます。
今になれば意外な選手たちが少ない打席数だったという印象です。
ただ、ケガした選手の場合は正確には「立てなかった」が適切です。

打席数 理由
中島宏之 (2001) 21 遊撃手にコンバート
中村剛也 (2002) 199+14 不明
栗山巧 (2002) 81 不明
丸佳浩 (2008) 138 ノロウイルス&巻爪 (春)、左ヒジ痛 (秋)
中田翔 (2008) 224 左手首骨折 (6月)

 

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必ずしも「300打席」必要という訳でも無い

 

ここまで「300打席」に注目してきましたが、必ずしもこだわる必要はありません
チーム内での他の選手との関係性、ポジション特性、育成方針により変わってきます。

同じ実力があったとしても、環境によって左右されるものだと思います。
時には監督やコーチと折り合いが合わないといったこともあるかも知れません。

また、打席数を多く経験しないと絶対に通用しないという訳でもありません
高卒新人が開幕1軍からベンチに入ってシーズンを終えるということもありました。

そうした選手はそもそも打席数を重ねなくても1軍の舞台で活躍しています。
スイング動作の正確性などが揃っていれば打席数を重ねる必要もないかも知れません。

慣れなどもありますが、結局は正しく動作できていればそれなりの結果は出ます。
もちろんタイトルを取るとか、本塁打を30本打つとかは難しいかもしれません。

ただ、安打を打つことはでき、ある程度の数字を残すことは可能だと思います。
極端なフィジカル不足でない限り、不必要に2軍で打席を重ねる必要はないかと思います。

いくら2軍で打席を重ねても、1軍レベルに達しているなら尚更です。
2軍で何年間も無双し続けても本来活躍するべきは1軍なので本末転倒になってしまいます。

 

① とはいえ「300打席」を超えるのも良いこと

 

とはいえ、1年目から300打席以上の打席に立てるということは良いことだとも思います。
それだけの打席に立たせてもらえるということはそれなりに大きな理由が存在します。

  • 期待されて入団している
  • 試合で結果を出している
  • 我慢してでも使い続けたい
  • 粗削りだが何か光るものがある
  • チームの課題を埋める立場

将来的に二遊間の選手が手薄になることが想定されれば二遊間の重要視されるでしょう。
また、長距離砲が不在のチームでは長打が打てる選手が重要視されるかと思います。

そういった様々な条件にフィットし、結果もある程度出し続けている。
そうした選手であればチームが積極的に起用したい魅力のある選手と言えるでしょう。

もちろんポジションが被り、出場機会に恵まれないこともあるかも知れません。
ただ、打撃面で能力のある選手は他のポジションに回してでも起用され続けます。

 

② 2020年の試合数減少と韮澤雄也選手の現状

 

2020年のカープにも3人の高卒野手が入団しています。

カープの2軍の試合数を見ると、2019年は131試合が組まれました。
2020年に関しては6月16日の発表の予定試合が92試合となっています。

2019年から比較すると2020年は約70%の試合数しかありません。
単純に300打席を試合数の70%で計算すると210打席となります。

2020年8月12日現在、約1/3の試合数が終了しています。
現在の打席数から考慮すると韮澤雄也選手のみが達成可能です。

ただ、打撃面で結果が出ておらず、このまま出場できるかどうかは微妙。
ここから大きく改善していかなければ300打席を達成することは難しい状況です。

  • 24試合 .182 (14/77) 0本 5打点 出塁率 .238

ここで詳細な説明はしませんが、スイング動作に課題があります。
林晃汰選手、中神拓都選手、正随優弥選手、木下元秀選手、石原貴規選手なども同じです。

彼らが思ったような打撃成績を残せていないのにも理由があります
1軍にいけばより厳しくなるので早いうちに修正しておきたいところです。

少なくとも韮澤雄也選手は次世代のレギュラー内野手として期待されています。
首脳陣の起用頻度をみれば期待もわかるので、なんとか対応していけると良いですね。

※ ここでは選手の技術的な課題の解説はしないことにしてます

 

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ここまでわかったこと

 

ここまでわかったことをまとめます。

  • 近年のカープは高卒1年目から積極的に起用
  • カープ2軍の総打席数の90%近くが2年目までの選手
  • 高卒のレギュラー選手の多くが1年目に300打席を経験
  • 必須では無いが300打席に立てることも大事
  • 韮澤雄也選手が300打線を達成するには打撃面の改善次第

 

 

今回のまとめ

 

今回は1年目の高卒野手の打席数について話を中心に進めてきました。
1軍の主力選手の多くが1年目から300打席以上の経験をしてきています。

期待されていたり、結果を出していたりとそれなりの理由があります。
ケガをしなかったことも含め、それだけ打席を与えたい選手であったとも言えます。

期待・技術・ケガをしないこと、いずれの条件も整ってこその結果。
必須のものではないですが、ひとつの基準として目指すのもよいかも知れません。

また、これに達しなかった選手もそれをバネに奮闘してもらえたらと思います。
引退する的に良い結果が残せていれば選手としての成功と言えますので。

毎年多くの高校生野手が入団してくるプロ野球。
それぞれの選手が課題に向き合い将来は1軍で活躍することを期待しています。

 

 

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