【 いまだ打撃不振が続く長野久義選手 】例年は調子を上げてくる6月の打撃と2019年の違いについて

簡単な自己紹介

JUNJUN
16年目の医療系国家資格取得者で野球を中心に活動し、現在は『法律』も勉強中です。
詳しいプロフィール

 

なかなか本調子にならない長野久義選手。
好成績を記録していた過去の6月と比較しながら検討していきます。

 

6月になってもあがらない打撃

 

例年であれば、6月に打率が急上昇する長野選手。
しかし、2019年はいまだにその予兆は感じられない。

ここで一旦、2014年以降のデータを振り返ろう。
過去5年間でも6月の多くは.300台を記録し、平均でも.319。
スロースターが代名詞の長野選手らしく、一気に上昇傾向にある。

  • 2014 .284 ➟ .233 (-) ➟ .357 (+)
  • 2015 .192 ➟ .250 (+) ➟ .275 (+)
  • 2016 .301 ➟ .236 (-) ➟ .323 (+)
  • 2017 .177 ➟ .271 (+) ➟ .346 (+)
  • 2018 .239 ➟ .284 (+) ➟ .293 (+)
             ※ 通算打率 .251 ➟ .254 ➟.319 

しかし、2019年は低打率のまま推移しており、本来の姿とはほど遠い。
打率は.188と.200を下回り、出塁率も.278程度と振るわない。
交流戦前は3打席連続代打安打を記録するなど、良い兆しが見えていた。

しかし、交流戦でスタメン出場を果たすも、結果が出せず。
野間選手の不振による『最大のチャンス』だったがそれは掴めなかった。
結果、西川選手がセンターに定着し、現在はスタメン出場の機会を失っている。

 

2014年以降の6月の打撃成績

 

2014年以降と比較しても、やはり打率、出塁率、長打率ともに低い。
打ててないので当たり前ではあるが、例年に比べて不調なのがよくわかる。
例年は爆発し始める時期に活躍出来ないのは、本人ももどかしいだろう。

図1 2014年以降の6月の打撃成績

 

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打球特性の変化

 

それまでに比べて、2019年の6月はフライの打球が増加した。
また、ライナーが無くなり、ゴロとフライという極端な結果になっている。
鋭い当たりが無くなり、凡打する機会が多いことが推察される。

図2 2014年以降の6月の打球の種類

また、2019年6月は極端に外野でのフライが増加している。
ライナーが減り、外野の間を抜けることも少なくなったのだろう。
ゴロでアウトになる割合も増え、野手の間を抜けにくくなっている。

図3 2014年以降の6月の打球アウト

 

打球の強度を見ると、確かに2019年は強い打球が減っている。
また、弱い打球は増えていることから、全体の打球強度は低下している。

2015年も強い打球は少なかった。
ただ、同時に中間の打球が多く、弱い打球が少ない。
強い打球が少ない分、中間の打球でカバー出来ていた可能性もある。

図4 2014年以降の6月の打球強度

また、2019年は引っ張りと反対方向の打球が増え、中間方向の打球が減った。
つまり、打球がレフトとライトに偏り始めているということになる。
2018年までは、ある程度、センターを中心に打ち分けられていたのだろう。

図5 2014年以降の6月の打球方向

 

2019年の6月の傾向

 

フライが増え、外野フライのアウトも多く、ゴロのアウトも増加。
また、センター方向の打球が少なく、ライトとレフトに偏っている。

おそらく、打球強度が低下したぶん、打球は失速する傾向にある。
そのため、フライが外野手に捕球されやすく、ゴロは野手の間を抜けにくい。
また、引っかける打球と追っつける打球が増え、打球方向が偏った。

本人が意識しているのか、意図的にライト方向に打つ姿が多い。
確かに、ライト方向の強い打球が飛ぶのが長野選手の特徴ではある。
ただ、調子の良い時は強く振った結果、右中間に強い打球を飛ばしていた。
『意図的に狙った』というより、『しっかりスイングした結果』だった。

 

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 打席数の少なさ

少し気になるのが2019年の3-4月の打席数の少なさだ。
2015、2016、2017年と少ない年と比較しても、1/2程度しかない。
2014、2016年と比較すると、約1/3程度しか打席に立っていない。
5月だけを見れば、僅かに20打席しか打席に立っていない。

6月までの打席数の少なさも、6月の成績に影響している可能性もある。
過去、ここまで打席数の少ない年はなく、調整が難しいのか知れない。

図6 2014年以降の3-5月の打席数

そして、ここに6月を足しても、少なめの年の2015、2017年の60%程度。
2019年は例年に比べ、圧倒的に打席に立てない状況にあるのがわかる。
代打出場など慣れないことも多いだろうが、それにしても少ない。
スロースターターの選手にとっては、不利な条件なのかも知れない。

図6 2014年以降の3-6月の打席数

 

ここまでわかったこと

 

  • 2019年はフライが増加
  • 外野フライのアウトとゴロアウトが増加
  • 強い打球の割合が低下
  • センター方向の打球の割合が低下
  • 6月までの打席数が例年の半分以下
  • 打席数の少なさも影響した可能性も

 

今回のまとめ

 

今回は調子の上がらない長野選手選手ついて述べてきた。
移籍1年目、本人としてもある程度の結果を残しておきたいだろう。

ただ、例年に比べて十分な打席に立てていないのかも知れない。
スロースターターの選手だけにある程度の打席が必要かも知れない。

また、慣れない環境や屋外球場の影響があるのかも知れない。
何が原因かを探るのはなかなか難しいが、例年通りではないのは確か。

まだまだ優勝を狙える位置にいるカープ。
夏場を迎える時期に本来の調子があがってくることを期待したい。

 

 

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