【 2019年の不動の1番 】野間峻祥選手には譲らない田中広輔選手の「1番打者の適性度」

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JUNJUN
16年目の医療系国家資格取得者で野球を中心に活動し、現在は『法律』も勉強中です。
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今回は2018年から話題の1つにあった1番打者。
その点について、数字を振り返りながら少し検討してみたいと思います。

 

2018年にカープの1番打者を打った打者たち

 

2018年に1番を打った打者と打席数をあげていきます。
下記の通り、主に田中広輔選手が打ったのはご存じの通りです。

  • 田中広輔  561打席
  • 野間峻祥  124打席
  • 西川龍馬      6打席
  • 小窪哲也      1打席
  • 天谷宗一郎     1打席

 

① 田中広輔選手・野間峻祥選手・西川龍馬選手を比較

 

ここからは田中広輔選手・野間峻祥選手の2018年データで比較します。
選手間の打席数の差があるので、1番を打った時の打撃各項目の「率」を用います。

打率 長打率 出塁率 四球率 三振率 内野安打率
田中広輔 .266 .405 .376 12.5 18.4 6.9
野間峻祥 .257 .339 .320 7.3 17.7 19.1

 

田中広輔選手の三振率が高いですが、出塁率の比較では有意です。
その理由として、野間峻祥選手の四球率の低さが影響しています。
また、長打率に関しても田中広輔選手の方がやはり高いようです。

野間峻祥選手は異常に内野安打率が高いのが特徴です。
ゴロの打球が多く、打ち損じの内野ゴロがセーフになる場面がよくありました。
ただ、先ほどの通り、四球率が少ないため、出塁率が伸びてきていません

ここまでを見ると、

  • 長打も打てて、出塁率の高い田中広輔選手
  • 四球は少ないが、内野安打が多い野間峻祥選手

 

② 出塁率の差となる「四球率の差」

 

野間峻祥選手の四球の少なさの理由はボール球に手を出すことにあります。
共通した特徴は西川龍馬選手にもみられますが、打率は高く内野安打は少ない。
西龍馬川選手はボール球に手を出すもしっかり芯で打ちヒットにしています。

また、田中広輔選手はボール球に手を出しても適度に空振りもできています。
しかし、野間峻祥選手はチームトップクラスにボールをバットに当てています。
つまり、ボール球を空振りできず当ててしまうため、打ち直しができません。

 

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③ 長打率の差となる「単打割合の多さ」

 

そこで2018年の1番打者での打撃成績を振り返ってみます。
野間峻祥選手が1番に入って打った安打数が28本です。

  • 単打  22
  • 二塁打   4
  • 三塁打   1
  • 本塁打   1

そのうち、単打 22、二塁打 4、三塁打 1、本塁打 1。
つまり、1番で打った安打のうち.785が単打になっています。

さらに、単打22のうち、内野安打は9、単打の.409が内野安打
改めて、野間峻祥選手の内野安打数の多さが際立っています。

実際に打球の半分以上がゴロ打球となっています。
当然、ゴロでは長打は生まれにくく、長打率には反映しません

また、外野に飛んだフライの多くが、アウトとなっています。
要するに、強い打球が打てず、外野手の間を抜けにくいのが現状です。

 

④ 打撃面の課題を克服できない野間峻祥選手

 

年々、体は大きくなっていますが打撃には上手くいかせてません。
特に長打を打つ能力は、200打席以上の選手の中でみると最下位に位置。
小柄な田中広輔選手や菊池涼介選手と比べても、その数字は下回っています。

解説などでは「よく突っ込むクセが治らない」と言われています。
しかし、そうしないと打てないスイング特性だからそうするしかないと言えます。

そういった選手に「後ろに残すことを意識して」と指示したところで無理です。
詳しいメカニズムは省略しますが、そこが修正できない限りは変わらないでしょう。

先日の侍ジャパン、オープン戦においても2018年と同じ傾向にありました。
本人も苦労しているでしょうが、残念ながら改善までに至っていません

 

⑤ 田中広輔選手と野間峻祥選手の「得点貢献度の差」

 

ここままでで「出塁率と長打率の差」があるのがわかりました。
打率に関しては打席数が違うものの、そこまで大きな差はありません。
田中広輔選手と野間峻祥選手の大きな差は出塁率の差が大きい点です。

また、長打が打てない場合、単打では送りバントを要します。
つまり、1つアウトを相手チームに献上することになります。

そうなると大量得点にもつながりにくく、打線も1度途切れた形に。
むしろ、相手チームはアウトが取れ、相手チームは楽なことも多いです。

田中広輔選手は出塁率が高くアウトになりくく、かつ長打が打てる
この2点を考えると、チームの得点に対する貢献度は高くなります。
総合的に見て、現時点では田中広輔選手の方が1番打者の適任と言えるます。

 

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田中広輔選手の「1番打者以外での打撃成績」

 

田中広輔選手の1番打者以外での成績もみていきます。
2番、3番に関しては、打席が少ないため参考程度にします。

1番に比べて、打席の多い6番・7番では打率と出塁率が悪い
8番で出塁率が高いのは四球が多いことが理由にあります。
おそらく次の打者が投手という影響もあるかと思います。

こうみると、下位を打つと本来の力は出せない可能性がある。
やはり1番を打つ方が田中広輔選手の本来の能力を引き出せます。

打席 安打 打率 出塁率
2番 4 2 .500 .500
5番 5 2 .400 .400
6番 33 7 .226 .273
7番 56 12 .226 .236
8番 16 3 .250 .438

 

① 2016~2018年の成績を振り返ると

 

3連覇をした3年間の田中広輔選手の成績を振り返ります。
2017年はキャリアハイの成績を残したため、どの数字も高くなっています。

2018年は1番を外れるなど、やや打撃面で精彩を欠きました。
2017年との長打率の差は二塁打数出塁率は四球と内野安打が影響しています。
ただ、2018年は三塁打が倍増しているのでその点では成長しています。

打率 長打率 出塁率 四球率 三振率 内野安打率
2016 .265 .372 .367 11.3 17.5 5.9
2017 .290 .407 .398 13.1 17.7 8.9
2018 .262 .383 .362 11.1 17.5 5.4

 

「盗塁死」を減少させることが大事

 

こちらに関しては以前に投稿した通り。
田中広輔選手も野間峻祥選手もともに盗塁死が多く物足りません

盗塁数は数字の積み上げのため、成功率が反映されていません。
ある意味、成功率が悪くても、どんどん走れば盗塁王は取れてしまいます

その点でみると、『盗塁王』というタイトルの見直しも必要と思われます。
盗塁「数」ではなく盗塁「率」で評価していくのひとつかも知れません。

今回のまとめ

 

今回は昨シーズンからテーマにあった1番打者を検討してみました。
大半の予想の通り、田中広輔選手の方が適任であることはわかりました。

もちろん新戦力の中に適任者がいるかも知れませんが、データがないので外しました。
期待を裏切って、予想しない誰かが1番を打ってくれるとそれはそれで面白いですね。

また、野間峻祥選手も少ない打席での比較となっています。
シーズンを通して1番を打てば、少し違う成績になるのかも知れません。

いずれにせよ、田中広輔選手が優秀な1番打者であることは間違いありません。
チームを牽引する立場として、2019年も年間通して1番で活躍することを期待しています。

 

 

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