【 新外国人 ホセ・ピレラ選手 】メジャーリーグでの打撃成績や守備位置をデータでフカボリ

簡単な自己紹介

JUNJUN
16年目の医療系国家資格取得者で野球を中心に活動し、現在は『法律』も勉強中です。
詳しいプロフィール

 

新外国人投手としてホセ・ピレラ選手との契約が合意に至りました。
今回はホセ・ピレラ選手のこれまでのキャリアについて話を進めていきます。

 

ホセ・ピレラ選手と契約合意

 

11月2日にホセ・ピレラ選手とカープとの契約が発表されました。
マスコミ各社に向けて公式に発表された契約状況は以下の通りです。

  • Jose Manuel Pirela
  • ベネズエラ出身
  • 1989年11月22日(29歳)
  • 182cm、99kg
  • 右投げ・右打ち
  • 契約金3000万円、年俸6500万円
  • 背番号は未定

 

日本のマスコミに対し、広報を通じて以下のようにコメントもしています。

「素晴らしい球団の一員になれることに、とても興奮しています。また2020年シーズンが始まることをとても楽しみにしています。皆様の応援よろしくお願いします。」

~ 広島東洋カープホームぺージ https://www.carp.co.jp/news20/2019/n-363.html

 

① アメリカでのキャリア

 

アメリカ時代は3つのMLB球団でプレーしています。

  • ニューヨーク・ヤンキース
  • サンディエゴ・パドレス
  • フィラデルフィア・フィリーズ

2019年11月にフィラデルフィア・フィリーズを退団しています。

在籍状況
2005 MLBドラフトで指名されず
2006 7月にニューヨーク・ヤンキースとマイナー契約
2015 11月にサンディエゴ・パドレスにトレード
2019 7月にサンディエゴ・パドレスから戦力外通告
2019 7月に金銭トレードでフィラデルフィア・フィリーズに移籍
2019 11月にフィラデルフィア・フィリーズを退団

 

② フィリーズ退団の報道直後の契約発表

 

11月2日の日本時間早朝にフィリーズの退団が発表されました。
同日の午前中には「ホセ・ピレラ選手をカープが獲得」という報道が。
DJ.ジョンソン投手に続き、報道が出てすぐの電光石火の契約になりました。

報知新聞担当記者によると獲得の裏に「早急な移籍金の提示」があったと明かされています。

球団首脳によれば「なるべく早くいい選手を獲りたかったので、所属球団に移籍金を払うことをためらわなかったから」とのこと。

~ 報知新聞担当の田中正宏記者のTwitter https://twitter.com/tanakamasahochi/status/1190613147356299267?s=20

 

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メジャーリーグでの成績

 

まずは2019年のシーズン成績を振り返ります。
上段がマイナー成績、下段がメジャー成績となっています。

AAAでは22本塁打を放ち、長打力があることも示しています
ただ、MLBではほとんど活躍できずシーズンを終えています。

[ 2019年シーズン成績 ]

打撃成績
2019 AAA 88試合 .327 22本 73打点 (パドレス・フィリーズ)
2019 MLB 14試合 .182   1本   2打点 (パドレス・フィリーズ)

 

次にMLBでの通算成績は以下の通りです。
これだけを見ると打撃面で大きな特徴がある選手ではないようです。

[ MLB通算成績 ]

打撃成績
MINOR通算 1031試合 .282 85本 501打点
MLB通算 302試合 .257 17本   82打点

 

① MLBで最も活躍した2017年

 

ホセ・ピレラ選手がMLBで最も活躍したのが2017年。
6月にMLBに昇格すると1週間で打率.500、2本塁打と活躍しました。
その後、主にレフトで出場し、年間通算10本塁打を放っています。

2018年は自己最多の146試合に出ましたが、打撃面で精彩を欠きました。
MLBである程度の活躍が出来たのはこの2年のみとなっています。

[ 2019年シーズン成績 ]

打撃成績
2017 83試合 .288 (90/312) 10本塁打 40打点
2018 146試合 .249 (109/438) 5本塁打 32打点

② 年度による「試合出場数の変化」と「若手の台頭」

 

入団後の年度別での所属レベルをグラフ化しました。
見ての通り、赤で示したトップチームで多く出場したのは2018年のみ

図1 2007~2019年の所属組織

 

順調にキャリアを積んできましたが、2019年は過去2年と比べて激減しました。
ただ、マイナーでは3割20本を超え、選手層が関係した可能性があります。

フェルナンド・タテーィス.Jr選手の台頭、マニー・マチャド選手の移籍。
また、前年にはエリック・ホズマー選手も8年契約で移籍してきました。

そして、彼ら3人の内野手が年間20本塁打以上を記録している現状。
また、外野にも30本塁打のハンター・レンフロー選手も在籍しています。

2019年から一気に充実してきたサンディエゴ・パドレスの打撃陣。
2人の新戦力たちに押し出される形で出場機会を失ったのかも知れません。

[ サンディエゴ・パドレスの主力打者成績 ]

打撃成績
フェルナンド・タテーィス.Jr 84試合 .317 22本 53打点
マニー・マチャド 156試合 .256 32本 85打点
エリック・ホズマー 160試合 .265 22本 99打点
ハンター・レンフロー 140試合 .216 33本 64打点

 

③ 2018年には前田健太投手との対戦も

 

ちなみに2018年には前田健太投手との対戦しています。

  • 対戦成績 三振、三塁ゴロ、二塁ゴロ、レフトフライ


引用 : https://www.mlb.com/dodgers/video/maeda-k-s-pirela-c1951803783

 

④ MLBの打撃成績からは「中距離タイプ」

 

日本人のようなコンタクト力のあるバッティングスタイルではないようです。
また、四球が少ないためか、出塁率が.300程度とやや低いのが気になります。

数字をみると、タイプ的には「中距離打者タイプ」といったところです。
マイナーリーグの成績をみても年間25本を超えた年は1度もありません。
当たれば飛ばせる力はありますが、的確にコンタクトできるかどうかですね。

日本で適性を見せるのか、機能しないのか読めないのが正直なところ。
確実に30発を打つタイプではないですが、2020年シーズンの結果を待ちましょう。


引用 : MLB.com Pirela’s 2-run home run | 09/18/2019 | MLB.com

 

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ポジション別の出場機会

 

次にポジション別の出場機会をグラフ化にしました。
最も多いのがセカンド、次にレフトで、サードは僅かに1試合のみです。

図2 ポジション別の出場機会

 

① カープではサードを守る可能性も

 

カープで考えると、セカンドは菊池涼介選手だが現段階では去就が不明。
もし、菊池涼介選手が残留した場合にはセカンドに入ることは無いでしょう。

レフトは松山竜平選手、長野久義選手、野間峻祥選手などが候補になります。
ただ、松山竜平選手はファーストに入る可能性が高いので、筆頭は野間峻祥選手に。

菊池涼介選手が残留して田中広輔選手が万全な場合はサードの可能性もあります。
もしサードを無難に守れれば、大きなウイークポイントが埋められるかも知れません。

追記 : 2019年12月27日に菊池涼介選手の残留決定

広島残留の菊池涼介「新しい僕を期待して」一問一答 / 日刊スポーツ

追記 : どのポジションも平均以下の守備力でした

広島・ピレラまた送球難を露呈 居残り練習の成果出せず : デイリースポーツ

 

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2020年カープの外国人選手は7人目

 

ホセ・ピレラ選手の契約が合意したことで、2020年は7人目の予定に。

 

① 契約解除も考えられるファン・サンタナ選手

 

2019年に支配下契約したファン・サンタナ選手は内野全般を守ることができます。
しかし、打撃も守備も1軍レベルではなく、1軍登録後も精彩を欠きました。

個人的には長打力のない選手に1軍外国人枠を使うのは勿体ないのが正直な所です。
11月2日から秋季キャンプにも参加していますが、内容次第で契約解除も考えられます。

  • 13試合 .182 0本 5打点

 

② 契約更新保留中の外国人選手たち

 

2019年所属組で保留中のカイル・レグナルト投手との契約がどうなるのか。
シーズン前半戦の活躍に反して、後半戦に大きく崩れたことを球団がどう判断するのか

  • 52試合 6勝3敗15ホールド 3.34

 

薬物違反のサビエル・バティスタ選手に関しても現在の所は契約は不明。
ただ、ホセ・ピレラ選手を獲得したことにより、解雇の可能性も考えられます。

あとはケーシー・ローレンス投手とジョニー・ヘルウェグ投手。
この2投手に関しては2020年の契約更新はほぼないと言って良いでしょう。

 

 

ここまでわかったこと

 

ここまでわかったことをまとめます。

  • アメリカではMLB5球団でプレー
  • 2017年と2018年の2年間はMLBで活躍
  • フィリーズ退団後すぐにカープが契約
  • 2019年は補強の影響か出場機会を失う
  • 打撃面では特定のコースに課題が見られる
  • MLBでのポジションはセカンドとレフトが主
  • 2020年の外国人選手は7人目となる

 

今回のまとめ

 

今回はホセ・ピレラ選手のキャリアを中心に話を進めてきました。
順調にキャリアを積み上げてきましたが、2019年はMLBでの出場機会が激減。
そして、新たな環境を求めて日本でプレーすることを選択したようです。

カープにとっては内外野を守れる選手が加入したのは頼もしい。
セカンドを守れる選手はサードやファーストを守れる可能性があります。

カープのウイークポイントだったサードを埋めてくれれば助かるのが本音。
いずれにせよ、「ポジションの穴埋め」という意味では加入は大きいです。

あとは必須課題となる打撃面となりますがそこは未知数な印象。
どんな形でもチームにとって欠かせない選手となることを期待しています。

 

 

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