【NPB退団後に海外プロリーグに挑戦 】世界各国で選手を続ける元プロ野球選手たちの現実

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JUNJUN
16年目の医療系国家資格取得者で野球を中心に活動。
現在は
『法律』も勉強中。
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戦力外通告により海外のリーグに挑戦する選手がいます。
今回は海外のリーグに挑戦した選手と最近の傾向をお伝えします。

 

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2020年時点で海外リーグでプレーするのは2選手のみ

 

現在も海外リーグで現役を継続しているのは2選手。
2018年退団の久保康友投手と2019年退団の中村勝投手

多くが海外リーグに挑戦するも1年以内に退団および引退しています。
また、2020年はコロナウイルスの影響によりリーグ中止も相次ぎました。

尚、今回はFAやポスティングなど自主的に退団した選手は除きます。

 

[ 2015-2019年に海外リーグに挑戦した選手 ]

選手名 所属球団 所属
2015年オフ 中後悠平 ロッテ ダイヤモンドバックス (2016-2018/7)
DeNAベイスターズ (2018/7-2019)
DeNAベイスターズ 職員 (2020)
藤江均 楽天 ランカスター・バーンストマーズ (2016) ()
焼肉39ゴリラ経営 (2016/12-) ()
境シュライクスコーチ (2018-) ()
2017年オフ 菅原祥太 ロッテ プエルトリコ・アイランダーズ (2018) ()
クラブチーム新波 (2019)
中島彰吾 ヤクルト デ・フラスコニンフ・ツインズ (2018/2-8) ()
シドニー・ブルーソックス (2018/8-2018) ()
引退 ()
久保康友 DeNA ゲーリー・サウスショア・レイルキャッツ (2018/4-5 出場無し)
シュガーランド・スキーターズ (2018/7-)
レオン・ブラボーズ (2019) ()
2020シーズン中止
2018年オフ 荒波翔 DeNA モンテレイ・サルタンズ (2019-2019/6) ()
横浜DeNA ベイスターズベースボールスクール (2019/9-) ()
神奈川フューチャードリームス コーチ (2020/4-) ()
テレビ神奈川 野球解説 (2020-)
横山貴明 楽天 ニュージャージー・ジャッカルズ (2019/3-5 ビザが下りず退団) ()
メキシコシティ・レッドデビルズ (2019/5-6) ()
福島レッドホープス (コーチ兼) (2019/6-2019) ()
MLBマイナーリーグ契約待機 (リーグ中止) ()
高知ファイティングドッグス (2020/8-2020) ()
2019年オフ 高木勇人 西武 ユカタン・ライオンズ (2020 シーズン中止) ()
神奈川フューチャードリームス (2020/7-) ()
中村勝 日本ハム サーファーズ・パラダイス・ベースボールクラブ (2020/3-8)
ブリスベン・バンディッツ (2020/9-) ()
吉村裕基 (36)
ソフトバンク デ・フラスコニンフ・ツインズ (2019) ()
琉球ブルーオーシャンズ (2020)

 

[ 一般企業に転職後に海外リーグに挑戦した選手 ]

選手名 所属球団 所属
2015年オフ 上園啓史 楽天 一般企業 (-2016/5)
アムステルダム・ベースボール 選手兼コーチ (2016/5) ()

デ・フランシスコニンフ・ツインズ (2016/5-) ()
滋賀ユナイテッドベースボールクラブ 監督 (2017) ()
阪神振興アカデミーコーチ (2018) ()
株式会社KJ office 起業 (2019-) ()

 

① 「海外リーグ挑戦」という厳しい現実

 

2019年にオランダリーグに挑戦した吉村裕基選手。
海外挑戦と派手な印象も受けますが、契約内容は「3ヵ月間で無給」という現実。

のちに当時のことについて以下のようにコメントしています。

今まで、野球のなかで一番いいところでやらせてもらっていた。オランダではケータリングとかも一切ないし、コンビニもないから、ごはんを食べるのに苦労しました。

元ホークス吉村裕基はオランダ→沖縄へ。NPB131本塁打の男が選んだ道 / Sportiva web

 

恵まれた環境でプレーするプロ野球界から一転、アマチュアレベルのプレー環境に。
特にソフトバンクではその変化も大きかったでしょうが、海外ではそういった環境が待っています。

そんな吉村裕基選手も2020年は沖縄ブルーオーシャンズに移籍。
本塁打を打つなど活躍していましたが、シーズン終了とともに自由契約となっています。

 

② 「人生経験」として挑戦する選手も

 

プロ野球選手としてプレーしたい思いと同時に、人生経験としてチャレンジする選手も。
確かに過去に挑戦した選手のコメントにもそうした印象を受けるものがいくつかありました。

元日本ハムの中村勝投手も以下のようにコメントしていました。

もともと自分の中に、野球以外のいろいろな体験をしてみたいなという気持ちがあったんです。NPBを離れて、初めて自由な時間ができたというか……。“自分のために使える時間”を持つならこのタイミングしかないな、と思いました。

元北海道日本ハム・中村勝投手がブリスベンと2020/21契約!! / ABL Japan

 

社会人を除く多くの選手が学生からプロ野球選手となりその世界しか知りません。
プロ野球ともなれば身の回りのことも誰かがしてくれるし、野球に専念する環境が整います。

反面、一般社会で普通に経験すること経験することなく社会に出る選手も多いかと思います。
海外リーグを経験することで野球と同時にNPBでは得られない様々な経験を積むこともできます。

また、海外リーグの経験があることで引退後に何かの仕事に繋がる可能性もあるかも知れません。
選手が海外移籍する際に介入する仕事や講演や執筆などの仕事に繋がる可能性も増えてきます。

自分のことを誰も知らない日本語の通じない環境でのプレー。
単純に野球を続けたいという動機とは別に、こうした経験という面でも価値があるのでしょう。

 

韓国や台湾でプレーする選手は「消滅」

 

かつては韓国や台湾のアジア圏のプロ野球でプレーする選手もいました。
特に1990年代から2000年代にかけて多くの選手がNPB退団直後に在籍しました。

しかし、近年では南米・豪州・欧州でのプレーを選択する選手が増加。
政治的影響もあるかもしれませんが、現在では台湾・韓国に在籍する選手はいません

韓国プロ野球に入団した最後の選手は2010年の岡本真或投手。
NPB退団直後に韓国でプレーする選手は10年間出てきていません。

また、台湾プロ野球に入団した最後の選手は2013年の真田裕貴投手。
台湾に関してもNPB退団直後にプレーする選手は8年間もいません。

 

① 挑戦の舞台が「アジアから全世界へ」

 

このように、日本人の海外挑戦の視野も時代とともに変化してきています。
現在の選手が小さな頃からMLBに触れる機会も多かった影響もあるかも知れません。

また、当時よりも現地の受け入れ態勢も整っていることも考えられます。
同時に路線拡大で移動手段も当時と比べて格段に良くなってきたこともあるでしょう。

ここ数年、海外挑戦の斡旋を行うエージェントも増えてきました。
各国でトライアウトが盛んに行われ、日本国内でも開催されることもあります。

近くのアジア圏よりも米国・南米・欧州・豪州を選択するのも必然かも知れません。
選手としてもその方が大きな成功をつかむチャンスは格段に大きくなります。

1990~2000年代と比べて、選手が海外挑戦しやすい環境に変化しています。
様々な背景があり、海外挑戦の幅も広がり、選手にとって良い環境となっています。

 

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今回のまとめ

 

今回はプロ野球退団後に海外リーグに挑戦する選手について話を進めてきました。
近年ではアジア圏ではなく、米国や欧州や南米などに挑戦する選手が増えてきました。

時代による様々な環境変化により選手の思考も変わりつつあります。
多くの国で選手の受け入れが容易となり、各地でトライアウトも行われています。

選手にとって選択肢が増えることはとても良いことだと思います。
反面、結果が残せずすぐに解雇されるなど、日本とは違った厳しい現実もあります。

多くの選手が1年程度で退団し、帰国または引退するのも実情です。
レベルを落とせば別ですが、多くの場合で成功することはできていません。

NPB退団後に海外に挑戦する選手は今後増えていくと思われます。
それぞれの目的があると思いますが力を出し切って活躍してもらえたらと思います。

 

 

 

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