【 12球団の外国人野手の「コスパ度」 】2019年の打撃成績と年俸から見た優良助っ人は楽天のジャバリ・ブラッシュ選手

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チーム成績に大きく影響する外国人野手の成績。
12球団の外国人野手たちの成績からコスパ度について検討していきます。

 

両リーグの外国人野手のここまでの成績

 

セ・リーグ外国人野手(規定打席到達者)をピックアップ。
各選手の打撃・走塁・守備の貢献度を数値化してグラフ化した。

打撃面での活躍が目立つのは以下の4選手。

 

反面、バレンティン選手とソト選手の守備面でのマイナス評価も目立つ
走塁面では俊足タイプの選手もいないため全員がマイナス評価となった。

図1 セ・リーグ外国人野手(規定打席到達者)の選手評価

 

次に、パ・リーグ外国人野手(規定打席到達者)をピックアップ。
打撃面での活躍が目立つのは以下の3選手。

 

反面、ウィーラー選手は打撃・守備ともに平凡な成績で貢献出来ていない。
デスパイネ選手はほとんど守備についていないため、参考値程度。
走塁面ではブラッシュ選手が12球団の外国人野手で唯一プラス評価となった。

図2 パ・リーグ外国人野手(規定打席到達者)の選手評価

 

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規定打席到達者の外国人野手の年俸

 

続いて、上記の選手たちの年俸をピックアップ。
年俸が高いのは実績組のバレンティン選手、デスパイネ選手、ビシエド選手。

逆に低いのはバティスタ選手、ソト選手、レアード選手、ブラッシュ選手。
その中間に位置するのがロペス選手とウィーラー選手。

アカデミー・育成あがりのバティスタ選手は群を抜いて年俸が低い
外国人野手とは言え、ほぼ日本人と同じような評価や扱いであると言える。

図3 外国人野手(規定打席到達者)の年俸

 

12球団の外国人野手の「コスパ度」

 

年俸と成績がどういった関係にあるのかを見ていく。
守備にあまりつかない選手がいるので今回の評価は打撃のみとした。
プロットしていくと、大まかに3つのグループ分けが出来そうである。

  • 高年俸で好成績の外国人野手タイプ (オレンジ)
  • 低年俸で好成績の外国人野手タイプ (グリーン)
  • そこそこの年俸とそこそこの成績の外国人野手タイプ (レッド)

図4 12球団の外国人野手のコスパ度

 

高年俸の実績組は2019年も良い成績を残している。
バレンティン選手は全盛期を過ぎてはいるがそれでも十分な成績だろう。
守備面での課題は大きいが、相手チームにとって脅威であることに違いはない。

こうしてみると、低年俸で好成績を残す選手が気になる。
特に1番のコスパ野手と言えば、ブラッシュ選手になるだろう。
1億2千万円の年俸で、打率.261で22本と少し物足りないようにも見える。
しかし、外国人野手唯一の出塁率.400をキープし、チームに貢献している。
日本人を含めた12球団の規定打席到達者でも8番目と意外な面を見せている。
2019年の外国人野手としては最もコスパ度が高い選手と言えるだろう。

 

逆にロペス選手は思ったように貢献出来ていない。
打率.254で24本とブラッシュ選手よりも一般的な成績は良い。
ただ、出塁率.305と規定打席60人のうち58位と極めて低い数字を記録。
守備面での貢献度はあるが、年俸を考えると打撃面でもう少し上げていきたい。

レアード選手は2018年は3億円だったが、2019年は1億1200万円に下がった。
2018年の年俸なら妥当な成績と言えるが、2019年の年俸ならコスパ度は高い。
さらに三塁を1年間通して守ってくれること自体、大きな補強だったと言える。

バティスタ選手は打率.269で26本と低年俸でありながら貢献度が高い。
上記のような理由があり、通常の外国人選手扱いと少し違うこともある。
成績だけを見れば、1億円以上の年俸があっても普通だろう。
とはいえ、育成段階でのコストもかかっているため、単純な判断は難しい。
カープのチーム方針として外国人選手も育成する方向に徐々にシフトしている。
それにより「低コストで長期契約出来る」という意味ではコスパ度は高い。

 

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圧倒的な成績を残している選手が少ない2019年

 

2019年は図抜けた成績を残している外国人野手が少ない。
25本以上の本塁打を放っている選手も数人いるが、それでも少し物足りない。
30本を超えているのもデスパイネ選手とレアード選手の2人。
また、現時点で打率.300を超えているのは.310でビシエド選手のみ。
残り試合を考えても.300を超えるのはビシエド選手のひとりで終わりそうだ。

実績組の「高齢化」が起きているのも確かだろう。
バレンティン選手が35歳、デスパイネ選手が33歳、ロペス選手が36歳。
そしてレアード選手が32歳、ウィーラー選手が32歳。
守備面を含めても、スピードの低下は明らかであと数年程度だろう。

外国人野手も今が世代交代の時期なのかも知れない。
最近は他球団で実績があり自由契約になった選手を獲得する球団が増えてきた。
確かに実績があればある程度計算が出来て、全く使えないことも少ない。
球団としてもロスが少なく、日本に慣れている上、コスパ度も高い。
とはいえ、20代で圧倒的な「助っ人」も見たいものである。
バレンティン選手の来日時のような圧倒的な打撃を見せる選手に期待したい。

 

バティスタ選手のドーピング違反の問題はどうなる?

 

20代の外国人野手の筆頭として期待されていたバティスタ選手。
初の30本塁打にもあと4本と残り試合で十分に達成可能な位置にもいた。
今回の出来事により2019年の出場機会は失い、記録の達成は不可能に。
2014年のエルドレッド選手以来の「外国人野手30本塁打」は消えた。
聞き取り調査などの結果次第では1年間の出場停止の可能性も高い。
そうなると、復帰できたとしても来年の秋ぐらいにはなる。
そこから試合に出て実践に対応していくとなると2020年は機能しない。
もし1年間の出場停止となれば、本格的復帰は2021年からとなる。
本人にとってもチームにとっても今回の出来事は大きな痛手となる。

 

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ここまでわかったこと

 

ここまでわかったことをまとめてみよう。

  • デスパイネ選手など実績組の打撃面での貢献が目立つ
  • ウィーラー選手は打撃・守備ともに貢献出来ていない
  • 走塁面ではブラッシュ選手が唯一プラス評価
  • 打球方向がセンター中心に変化し、安打もセンター中心
  • ブラッシュ選手とバティスタ選手のコスパ度が高い
  • レアード選手は年俸が下がりコスパ度が高い
  • ロペス選手は出塁率が低くコスパ度が低い

今回のまとめ

 

今回は12球団外国人野手のコスパ度について話を進めてきた。
実績組になるとやはり3億円を超える高年俸になっている。
そのぶん年齢も含めコストに合うだけの成績を残さないといけない。
2019年も実績組は安定した成績を残しており、コスパ度は妥当。

コスパ度の良さで目立ったのはブラッシュ選手だろう。
またバティスタ選手とレアード選手の2人もコスパ度は高い。

逆にコスパ度が低いがロペス選手だろう。
守備面での貢献はあるが、それでも少し物足りないのが本音。

外国人野手には巨額な投資をすることが多い。
メジャーリーガーを呼ぶことも多いが、育成する球団も増えてきた。
カープアカデミーを始め、ソフトバンや巨人も3軍制をとっている。
今後は高額投資をしながらも、外国人選手を育成する球団も増えるだろう

外国人野手の成功はチーム成績に大きく影響する。
各チームで主軸を担う外国人野手たちの活躍に期待したい。

 

 

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