【 不動の1番が絶不調 】ベンチスタートが続く田中広輔選手、2019年に起きた打撃面の変化

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JUNJUN
医療系国家資格取得16年目

◎ 野球を中心に活動
◎ 現在は「法律」を勉強中
◎ スカパー契約歴12年目突入

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最近はスタメン出場も無くなってきた田中広輔選手。
2019年に打撃面に起きている現象を取り上げて検討していきます。

 

例年より激減している「死球数」

 

例年と比較して2019年で最も顕著な変化は「死球率」です。
前半戦が終わった時点とはいえ、かなり減少しているのがわかります。

図1 死球率

 

死球を多いことはケガの危険もあり、必ずしも良い訳ではありません。
ただ、例年は多い死球が2019年は激減したことにも理由があるはずです。

死球を受けないのが自身の問題なのか、投手の問題なのか。
その理由を読み解くことで不振の原因に繋がるかと思い検証していきます。

 

① 打てなくなった内角低め

 

2018年までは比較的打てていた内角低めが全く打てていません。
2019年の内角低めの打率は.000と、ここまで記録した安打数は0本。

2017年と2018年は.300近くを記録していたので顕著な悪化です。
得意としていたコースがここまで打てない理由が何かあるはずです。

図2 内角の打率
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② 全体的に打てない外角

 

2016~2018年の間は外角の球も得意としていました。
一転して2019年は外角のどの高さも例年に比べて打てなくなりました

死球が少なく外角が打てないことから、踏み込みが甘いことも考えられます。
また、内角を意識することで外の球に届かず、強い打球を打てなくなります。

図3 外角の打率

 

③ 三振が増える外角低め

 

外角が打てないの同時に、外角低めの球で多く三振しています。
年々増加する傾向にはあっりましたが、2019年は増加率が特に顕著。

踏み込みが甘く、そもそもバットが届きにくいのでしょう。
実際、左投手に打ち取られた際の配球が外低めに集中しています。

図4 外角低めの三振

 

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出番を失う2019年と若手の台頭

 

2019年は開幕からの打撃不振が現在まで続いています。
緒方孝市監督も我慢し続けてましたが、ここ数試合はベンチスタート。

代わりに小園海斗選手が入り、大きなミス無くショートを守っています。
打撃面でも長打こそ多くは無いですが、しっかりとスイングし安打も出ています。

少なくとも、打撃面では2019年の田中広輔選手よりも期待できるでしょう。
コンタクトにこそ課題はありますが、1軍の球に慣れてくれば期待できます。

田中広輔選手にとっては正念場となっている2019年シーズン。
打撃面・守備面で精彩を欠いていますが、ここから巻き返しが必要です。

 

① 2020年はコンバートの可能性も

 

世代交代の時期にあるカープ野手陣。
菊池涼介選手の移籍次第ですが、田中広輔選手のコンバートも考えられます。

セカンドの適性があるかはわからないですが可能性は十分あります。
もちろん、梵英心選手のようにショートにこだわり続けることもできます。

ただ、それを選択することで出番を失う可能性も否定できません。
小園海斗選手が順調に成長した場合、一気にポジションを失う可能性はあります

ヤクルトの宮本慎也選手はサードに転向して選手寿命が伸びたと話していました。
転向を拒み出番を失った梵英心選手、転向を受け入れ選手寿命が延びた宮本慎也選手。

その当時のことを宮本慎也選手は引退後に以下のようにコメントしています。

08年のシーズン途中にサードに転向させられた時は、正直、嫌でたまらなかったんです。やっぱりショートストップとしてのこだわりがありましたから。僕をサードに転向させた高田繁さん(当時監督)に対して「ひどい仕打ちだな」と思っていたほどです。でも、サードに転向したからこそ、ここまで長く現役を続けられたのかなと、今では感謝しています。

[虎四ミーティング~限界への挑戦記~]宮本慎也(野球解説者)/ 講談社

 

小園海斗選手の台頭で田中広輔選手もそういった決断が必要な時期かも知れません。
いずれ訪れる世代交代がすぐなのか、まだまだ先なのかは田中広輔選手次第です。

 

② 宮本慎也選手のサード転向後の受賞歴

 

宮本慎也選手はサード転向後に多くの賞を受賞しています。
また、選手寿命が延びたことで、41歳4ヵ月の最年長での2000安打を達成
通算本塁打も59本と2000安打達成者で最少を記録しています。

もし、ショートにこだわり出番を失っていたら無かった記録かも知れません。
選手本人が選手としての転換期をいつにするのかは大事な選択となっています。

[ 宮本慎也選手のサード転向後の受賞歴 ]

  • 遊撃手部門 1997年、1999-2003年
  • 三塁手部門 2009-2012年

[ 宮本慎也選手のベストナイン受賞歴 ]

  • 三塁手部門 2011年

 

ここまでわかったこと

 

ここまでわかったことをまとめてみよう。

  • 死球をうける率が激減
  • 内角低めの球が打てなくなった
  • 高さに関係なく外角の球が打てなくなっている
  • 外角低めの三振率が増加している
  • セカンド・サードへのコンバートの検討も必要

 

今回のまとめ

 

今回は田中広輔選手の打撃面について話を進めてきました。
現在も打率.100台と低迷している通り、どのコースも打てていません。

スタメン出場の機会も減り、試合展開によっては出場しないこともあります。
世代交代の進む中、田中広輔選手も選手としての過渡期が近づいています。

菊池涼介選手のオフの動向次第で内野陣の配置も大きく変わってくるでしょう。
2020年は内野陣の大幅なコンバートがあるのかも知れません。

このままベンチでシーズンを終えるのは本人も不本意でしょう。
3連覇中の「不動の1番」として活躍した姿をまた見れることを期待しています。

 

2020年8月28日に右膝半月板部分切除手術を発表

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