プロ野球12球団の投手陣の身長を調査、カープ投手陣の特徴は12球団屈指の「高身長」ぞろい

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12球団の中でカープの投手陣は高身長の投手が多いのが特徴である。
そこで他球団と比べて実際に高身長が多いのかを調査して検討していきます。

 

カープ投手陣たちの身長

 

最も長身なのは196cmのアドゥワ誠投手。
次いで192cmでケムナ誠投手と、上位を2人の「誠」が占める。
共にハーフの投手で、父親がナイジェリア人とアメリカ人。
さらにアドゥワ投手の母親は180cmの元実業団のバレーボール選手。
ダイエー・オレンジアタッカーズでセンターとして活躍した。
長身になるべく遺伝子を受け継ぎ、共に恵まれた体型をしている。

そして、最も身長が低いのが1年目の田中法彦投手。
ここ数年のカープの投手陣の中では最も身長が低い。
ただMAX152km/hのストレートを投げる本格派右腕でもある。
フェニックスリーグでも良い投球を見せ、2年目デビューが期待できる。
先発タイプというよりも中継ぎ1イニングタイプといった感じ。

図1 カープ投手陣の身長
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ちなみにアドゥワ投手の2歳年上の兄も高身長である。
現在は社会人野球のバイタルネットに所属し、同じ投手として活躍している。
弟の身長をさらにしのぐ199cmと兄弟そろって身長に恵まれている。
ただ、弟と同様、あまり球速がある部類では無く、その辺りも似ている。

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12球団の投手の身長内訳

 

現在のカープには160cm台の投手は在籍していない。
内訳として、最も人数が多いのが185~190cmの間の投手で14人。
逆に最も少ないのが170~175cmの間の投手で上記の田中投手の1人。
長身の投手が多く、180cm以上の投手が全体の8割を占める。
ドラフト戦略として近年は速球派の長身の投手を多く獲得している。
そのため、長身の投手の占める割合が多くなっていると思われる。

カープ以外のどのチームも180~185cmの投手が最多の人数。
また、カープでは14人いた185~190cmがどの球団も一桁台しかいない。
特にオリックスと中日は185cm以上の投手が4名しかいない。
逆に180~185cmの投手が両球団ともに12球団で最多となっている。
こうしてみると、やはりカープの投手陣が高身長であるのがよくわかる。

図2 カープ投手陣の身長の内訳
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12球団の190cm以上の投手

 

12球団の190cm以上の投手は全部で21人。
セ・リーグが8人、パ・リーグが13人とパ・リーグに多い。
日本人で最も高身長なのは阪神の藤浪晋太郎投手で197cm。
次いで、アドゥワ投手と国吉佑樹投手と椎野新投手の196cm。

唯一、ヤクルトには190cm台の投手が在籍していない。
調べると、最も高いのが田川賢吾投手で189cmとギリギリだった。
次いで、村中恭平投手の188cmだったが、オフに自由契約となった。

図3 12球団の190cm以上の投手
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12球団の160cm台の投手

 

12球団で160cm台の投手は全部で5人。
偶然なのか、4投手がいずれも167cmと同じ身長で並んでいる。
ただ、身長は低くても山本投手以外は長く1軍の舞台で活躍している。
石川雅規投手は通算171勝をあげ、18年間ほとんど休まず投げ続けている。
谷元圭介投手も中継ぎで415試合に登板し、12年間1軍で投げ続けている。
4選手ともに体重も70kg前半とほぼ一般人と同じ体型でも活躍出来た。

山本拓実投手も2019年に初勝利を飾り、期待出来る投球を見せている。
まだ高卒2年目と実績は無いが、将来性の高い投手のひとりである。

図4 12球団の160cm台の投手
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  • 石川雅規  472試合 171勝163敗0S3H 3.87 18年目
  • 谷元圭介  415試合   26勝  21敗6S121H 3.65 12年目
  • 美馬学   185試合   51勝  60敗0S5H 3.82 9年目
  • 野田昇吾  141試合     4勝    1敗1S1H 3.12 4年目
  • 山本拓実    10試合     3勝    3敗0S0H 2.85 2年目

 

カープで最も低かった投手は”仁部智投手”

 

おそらく2000年以降のカープで最も身長の低い投手は仁部智投手。
166cmと小柄な投手で、左のワンポイント候補として期待されていた。
途中でサイドスローに転向するも、2007年に戦力外となり現役を引退した。
引退後は地元に帰り、現在は秋田精工株式会社で会社員として働いている。

ちなみに秋田県内の同級生に秋田商業高校の石川雅規投手がいた。
そう考えると、石川雅規投手がいまだローテーション投手なのは凄い。
当時の秋田の高校野球は藤田太陽投手や後松重栄投手など好投手が多かった。

◎ 通算成績 (4年間)
8試合 0勝0敗0S1H 10.13

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身長と球速の関係

 

気になる身長と球速の関係がどうかを調べてみた。
赤い円のグループはイメージ通り、身長が高くて球速が速い。
そして、緑の円のグループもイメージ通り、身長が低くて球速が遅い。
ただ、オレンジの円のように身長が高くても球速が遅い投手もいる。
その他の投手はおおよそプロ野球の平均球速の前後に位置している。

やはり160cm台の投手で150キロの平均球速を投げる投手はいなかった。
150キロ台の球速を維持するには、一定の身長が必要となると考えられる。
美馬投手が最高球速150キロは記録しているが、平均を記録するのは厳しい。

とはいえ、160cm台の投手が190cmの投手の4名を上回っている。
そのことから見ても、150キロは出せないが、190cm台に負けてはいない。
球速にとってあくまでも高身長はひとつの”アドバンテージ”に過ぎない。

いくら身長があっても、体を上手く使いこなせなければ出すのも厳しい。
強引に投げれば球速は出るかも知れないが、狙った所に決まらないと意味が無い。
そういった意味でも「いい塩梅」「最適な球速」も必要だろうと思われる。

図5 身長と平均球速
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ここまでわかったこと

 

ここまでわかったことをまとめてみよう。

  • カープで最も身長が高いのはアドゥワ誠投手
  • カープで最も身長が低いのは田中法彦投手
  • カープで最も人数が多いのが185~190cmの間の投手で14人
  • 12球団のいずれも180~185cmの投手の割合が最多
  • カープでは14人いた185~190cmがどの球団も一桁台
  • 日本人最高身長は阪神の藤浪晋太郎投手で197cm
  • 日本人最低身長は石川雅規投手・谷元圭介投手・山本拓実投手で167cm
  • 高身長はアドバンテージだが、身長と成績はあまり関係がない

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今回のまとめ

 

今回は12球団の投手の身長について話を進めてきた。
カープではハーフの2人の投手が群を抜いて身長に恵まれていた。

高身長であることはアドバンテージだが、投手として優劣を示すものでもない。
石川投手や谷元投手のように大きなケガは無く1軍で長く投げ続ける投手もいる。
結局は身長ではなく、どんな投球スタイルで打ち取っていくかどうかだろう。

間違いなく近年のカープの高身長化が進んでいる。
今回のデータのように12球団の中でも長身投手の割合が多い。
また、地元出身の身長が高くない投手を回避する傾向も見られる。
近年で言えば、山岡泰輔投手、田口麗斗投手、堀瑞樹投手など。
意図的に長身の本格派投手を指名している傾向は見て取れる。

12球団で最も身長に恵まれた投手陣のカープ。
その恵まれた体格を武器に、彼らが1軍で活躍する姿を期待したい。

 

 

最後までお読み頂きありがとうございました。

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この記事を書いた人

3番センター

3番センター

医療系の国家資格を取得。病院とクリニック勤務を経て、主に野球のトレーナーやセミナー講師として活動。動作分析・データ分析・栄養学なども実施。得意な分野は野球や肩関節。 ▶2014年からカープ戦全試合観戦を継続中!ブログ更新は不定期デス ▶2013年に表紙モデルを経験。

コメント(2件)

  • アバター momozin より:

    高身長に拘ってきたカープで、田中法が活躍出来るか否かは、今後のドラフト方針にかなり影響を与えそうですね。
    いや、もしかすると永井、田中法と、眉毛に拘る方針になったのかも?
    確かに、猛練習でも弱音は吐きそうにないw

  • アバター carp-toyo より:

    momozinさん
    コメントありがとうございます。
    どうでしょうか、田中投手の成功だけで方針は変わりますかね?
    いずれにしてもどの投手も活躍してくれれば何よりです。

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