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ついに被打率が12球団ワースト1位まで陥落...エース大瀬良大地投手の今

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4連覇に向けて投手陣の軸として期待された大瀬良大地投手。
不本意な投球が続く2019年の投球内容を被安打率から検討していきます。

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自己ワーストの10失点で降板

 

大瀬良大地投手が8月29日の登板で自己ワーストの10失点を記録。
チームのエースとしてはファンも本人も不満の残る投球内容になった。
「奇跡の逆転劇」の最後のチャンスだったはずの巨人3連戦。
以前からシーズンの大事な試合で大量失点をする場面が目立つ。
大事な試合でどんな形でも勝利に繋げる投球をしないといけなかった。
それだけに今季最短のイニング、自己ワースト失点は厳しい内容だった。

www.nikkansports.com

 

12球団で最も安打を打たれている投手に

 

2019年は被打率が12球団の規定投球回数到達者でワースト1位。
残りの試合は少ないため、シーズン成績として良いとは言えない数字。
先日のように、早いイニングから打ち込まれて降板する試合も目立つ。

 

図1 規定投球回数到達者の被打率
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フェアグラウンドに飛んだ打球のアウト率を見ても同様。
ワースト3位に位置しており、打球がよく安打となっていることがわかる。
内野守備の問題などもあるにせよ、エースと呼ばれる投手として物足りない。
三振が多い投手ではないだけに、この内容となると正直厳しいと言える。

 

図2 フェアグラウンドに飛んだ打球のアウト率
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次に、被本塁打を見ても同様に12球団で下位に位置している。
もともと本塁打をよく打たれる投手ではあるが、2019年も変わりない。
ちなみに15勝した2018年はセ・リーグでワースト1位を記録している。
以前も投稿した「一発屋」の傾向はここまでも変化は無いようである。

 

図3 規定投球回数到達者の被本塁打率
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www.carp-damashii.work

 

投手総合評価とした見た場合

 

投手としての2つの総合評価をプロットした。
左下に行くほど投球内容が良いが、見ての通り平均より悪い成績。
左下に位置する千賀滉大投手、今永昇太投手、有原航平投手は沢村賞候補。
本来はこの位置にいないといけない投手だが、程遠い内容となっている。
目標としていた沢村賞の獲得も残り試合を考えて事実上困難となった。

 

図4 投手としての総合評価
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与四球は優秀な成績

 

ただし、与四球率に関しては12球団でもトップクラスの好成績。
とはいえ、単純に四球になる前に打たれているということも考えられる。
四球で崩れることはないが、打たれて投球内容が悪いという可能性が高い。
実際、打者にスイングされることが多く、ストライク投球も平均あたり。
きっちりと制球が出来ていて、与四球が少ないという訳ではないだろう。

図5 規定投球回数到達者の与四球率
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「絶対的エース」になり切れない大瀬良投手

 

現在、カープのエースと呼ばれている大瀬良大地投手。
しかし、熱心に観戦しているファンで物足りなさを感じている人も多い。
前述したように、シーズンの大事な試合の登板を任されて打たれる事が多い。
今回も絶対に負けが許されない巨人3連戦での3回途中の10失点降板。

多くのカープファンには前田健太投手の姿が脳裏に残っている。
大事な試合では良い登板で勝ちに繋げ、気迫の投球を繰り返していた。
マウンド上で三振にとって吠える姿を覚えているファンも多いだろう。
大事な時期にはジョンソン投手と共に中4日でフル回転していた。

それを見てきたファンにとって、ここまでの大瀬良投手は正直物足りない。
何も吠えれば良いと言っている訳ではないが、何か物足りなさを感じる。
黒田博樹投手や前田健太投手のようなここという時の勝負強さを感じない。
先輩エース2人の姿を見てきたファンにはそういう思いの人も多いだろう。

www.baseballchannel.jp

 

ここまでわかったこと

 

ここまでわかったことをまとめてみよう。

  • 被打率が12球団ワースト1位
  • フェアグラウンドに飛ぶとアウトになりにくい
  • 2019年も例年同様に被本塁打が多い
  • 投手総合評価も平均以下に位置している
  • 与四球は12球団で最も低い
  • 絶対的エースになりきれない

 

まとめ

 

今回は大瀬良大地投手の被安打率を中心に話を進めてきた。
4連覇を期待されたチームのエースとして挑んだ2019年シーズン。

残念ながら、エースと呼べるほどの投球内容とは程遠かった。
もちろん一般的な先発投手としては十分な成績なのかも知れない。
ただ、大瀬良投手に求められているのはもうそのクラスではない。

黒田博樹投手や前田健太投手のような「絶対的エース」。
大瀬良投手に求められるのはそれと同じクラスものである。
大事な試合は勝ちに繋げ、大事な時期フル回転でチームを支える。
12球団のエースと呼ばれた彼らのような気迫あふれる投球を期待する。

不本意なシーズンだったのは本人もファンも同じだろう。
のこり試合も僅かとなったが、残りの登板で圧倒的な投球を期待したい。

 

 

 

最後までお読み頂きありがとうございました。

記事: ついに被打率が12球団ワースト1位まで陥落...エース大瀬良大地投手の今

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