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広島で生まれ育った野球を担当するトレーナーのカープ研究(ラボ)ブログ

セ・リーグの投手陣の身長を調査、カープ投手陣の特徴はリーグ屈指の「高身長」

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カープの投手陣は高身長の投手が多いのが特徴である。
そこで他球団と比べて実際に高身長が多いのかを調査して検討していきます。

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2018年と2019年のストレートの平均球速の比較

 

最長身は196cmのアドゥワ誠投手、次いで192cmでケムナ誠投手。
共にハーフの投手で、父親がナイジェリア人とアメリカ人。
さらにアドゥワ投手の母親は186cmの元実業団のバレーボール選手。
ダイエー・オレンジアタッカーズでセンターとして活躍した。
長身になるべく遺伝子を受け継ぎ、共に恵まれた体型をしている。

そして、最も身長が低いのが1年目の田中法彦投手。
ここ数年のカープの投手陣の中では最も低い身長になる。
ただMAX152km/hのストレートを投げる本格派右腕でもある。

 

図1 カープ投手陣の身長
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カープ投手陣の身長の内訳

 

現在のカープには160cm台の投手は在籍していない。
内訳として、最も人数が多いのが185~190cmの間の投手で14人。
逆に最も少ないのが170~175cmの間の投手で上記の田中投手の1人。
長身の投手が多く、180cm以上の投手が全体の8割を占める。
ドラフト戦略としてカープは速球派の長身の投手を多く獲得している。
そのため、長身の投手の占める割合が多くなっていると思われる。

 

図2 カープ投手陣の身長の内訳

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セ・リーグ球団の身長の内訳

 

セ・リーグのいずれの球団も180~185cmの投手が最多の人数。
特に中日の場合は全体の約50%が180~185cmの投手が占めている。
また、カープでは14人いた185~190cmがどの球団も一桁台しかいない。
中日は185cm以上の投手が4名しかおらず、チームの平均身長が低い。
こうしてみると、やはりカープの投手陣が高身長であるのがよくわかる。

 

図3 ヤクルト投手陣の身長の内訳
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図4 巨人投手陣の身長の内訳
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図5 DeNA投手陣の身長の内訳
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図6 中日投手陣の身長の内訳
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図7 阪神投手陣の身長の内訳
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セ・リーグの190cm以上の投手

 

セ・リーグの190cm以上の投手は全部で8人。
日本人最高身長は阪神の藤浪晋太郎投手で197cm。
次いで、アドゥワ投手とDeNAの国吉佑樹投手の196cm。
ヤクルトには190cm台の投手は1人も在籍していない。
確かにヤクルトには身長が高い投手がいるイメージがない。

 

図8 セ・リーグの190cm以上の投手
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セ・リーグの160cm台の投手

 

セ・リーグの160cm台の投手は全部で3人。
偶然なのか、3投手がいずれも167cmと同じ身長で並んでいる。
ただ、身長は低くても山本投手以外の2人は1軍で活躍している。
石川雅規投手は通算166勝で、18年間ほとんど休まず投げ続けている。
また谷元圭介投手も410試合に登板し、12年間休まず投げ続けている。
石川投手が72kg、谷元投手が73kgと一般人に近い体型でも活躍出来る。

 

図9 セ・リーグの160cm台の投手
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【追記】

ここで紹介した山本拓実投手が7月31日に先発プロ初勝利をあげた。
6回4安打1三振と前回のカープ戦の好投に続き良い内容。
進学校の市立西宮高校からの入団も、早い時期に結果を出した。
高卒プロ入り2年目の19歳、今後の活躍が期待される。

hochi.news

 

カープで最も低い投手は仁部智投手

 

おそらく2000年以降のカープで最も身長の低い投手は仁部智投手。
166cmと小柄ながら、左のワンポイント候補として期待されていた。
残念ながら活躍できず、2007年に戦力外となり4年間で現役を引退した。
引退後に地元に帰り、現在は秋田精工株式会社で会社員として働いている。

ballpark-akita.com

 

身長と成績はあまり関係ない

 

ここまで見てきた通り、身長が高くても低くても成績はあまり関係ない。
よく小さいと選手生活が短いと言われたりするが、石川投手と谷元投手は長い。
しかも大きなケガも無く、プロ入り以来10年以上に渡り1軍で投げ続けている。
結局は投球スタイルであったり、球速であったり、フォームであったりが大きい。
逆に身長が高すぎてもイマイチうまく体が使えていないような投手もいる。
身長が高いことはアドバンテージではあるが、必ずしも成功条件ではない。
球速を考えれば高身長の方が出やすいかも知れないが、投球は球速だけでもない。
高身長ありながらソフトバンクの高橋礼投手のようなアンダースロー投手もいる。

 

ここまでわかったこと

 

ここまでわかったことをまとめてみよう。

  • カープで最も身長が高いのはアドゥワ誠投手
  • カープで最も身長が低いのは田中法彦投手
  • カープで最も人数が多いのが185~190cmの間の投手で14人
  • セ・リーグのいずれの球団も180~185cmの投手が最多
  • カープでは14人いた185~190cmがどの球団も一桁台
  • 日本人最高身長は阪神の藤浪晋太郎投手で197cm
  • 日本人最低身長は石川雅規投手・谷元圭介投手・山本拓実投手で167cm
  • 高身長はアドバンテージだが、身長と成績はあまり関係がない

 

今回のまとめ

 

今回はカープ投手陣の身長について話を進めてきた。
やはりハーフの2人の投手が群を抜いて身長に恵まれていた。

高身長であることはアドバンテージだが、投手としての優劣を示すものではない。
石川投手や谷元投手のようにケガも無く1軍で10年以上投げ続ける投手もいる。
結局は身長ではなく、どんな投球スタイルで打ち取っていくかどうかだろう。

間違いなくカープの高身長化は近年では顕著である。
恵まれた体格を武器に、彼らが1軍で活躍することを期待したい。

 

 

 

最後までお読み頂きありがとうございました。 

記事:セ・リーグの投手陣の身長を調査、カープ投手陣の特徴はリーグ屈指の「高身長」

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