現役トレーナーのカープぶろぐ!

広島で生まれ育った生粋のカープファン&野球を専門に携わるトレーナーがカープを中心に気ままに投稿します。また、阪神タイガースの尾仲祐哉投手の投稿も時々。更新は不定期デス。

交流戦の最下位が決定...不振を極めたカープ打線を振り返る

交流戦も全ての日程を終えて、いよいよセ・リーグ同士の戦いへ。
打撃不振に喘いだ交流戦のカープ打線を振り返り、課題を検討していきます。

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打撃陣の不振が目立った交流戦

 

ここ数年、打撃陣がチームも引っ張ってきたカープ。
しかし、2019年の交流戦はほとんどの主力選手が打撃不振に喘いだ。
まずは基本的なデータである打率と出塁率を見ていこう。
打率、出塁率とも4年間で最も低いの数字を記録した。

 

図1 交流戦の打率と出塁率

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続いて、四球率と三振率を見て出塁率の低さを考えてみたい。
四球率は例年と比べて、若干低下しているが極端でもない。
三振率に関しては、2017年よりは多いものの、例年並みといったところ。

 

図2 交流戦の四球率と三振率

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打球の特徴が変化した2019年の交流戦

 

少し掘り下げて、打球の特徴を見ていきたい。
打球の種類では2019年はフライが4年間で最多の数値となった。
ライナーに関しても、2019年になるとやや減った印象である。

 

図3 交流戦の打球の種類

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次に、増加しているフライの内容を検討してみたい。
ここでは、フライに対する本塁打の割合と内野フライの割合で考えてみる。

2019年には明らかにフライに対する本塁打の割合が低下している。
また、内野フライの割合も2016~2018年の1.5倍近くまで跳ね上がっている。
つまり、2019年のフライ増加は、多く内野フライを打ち上げている形となる。
2019年の交流戦では「有効なフライ」が打てない打線に変わっている。

 

図4 交流戦のフライの特徴

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打球の強さが影響したのか?

 

なぜ本塁打が減ったのかを打球の強度から少し考えてみよう。
2019年は強い打球が4年間で最も低く、顕著に減少している。

そのため外野に飛んだ打球は失速し、外野フェンスを越えにくい。
そういったことも可能性として想像出来そうではあるのは確かだ。

実際、強い打球が減っただけでなく、弱い打球もやや増加している。
おそらく打球全体の強度の平均は下がっているものと思われる。

 

図5 交流戦の打球強度

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打球が生じた内、どれだけ安打が生まれているかも見てみよう。
.230から下がカットされているので極端な差に見えるのは注意頂きたい。
とはいえ、2018年の比較で見た場合、0.050近く下がっている。

打球が弱いため、野手の間を抜けて安打になり難い。
打球の強度の変化から、そういった可能性が考えられる。

 

図6 生じた打球から安打になった割合

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ここまでわかったこと

 

ここまでわかったことをまとめてみよう。

  • 打率と出塁率はともに低下
  • 出塁率の低下は安打数による影響が大きい
  • 例年よりもフライの打球が増加
  • フライの内の本塁打は減少し、内野フライは増加
  • 強い打球の割合が減少
  • 打球が飛んでも安打になり難い

 

まとめ

 

今回は交流戦のカープ打線について述べてきた。
基本的に例年に比べて出塁できていない状況にあった。

フライは増加していたが、効果的なフライを打ち上げられていない。
また、打球の強度も例年よりも弱まっており、安打が生まれにくい。

交流戦を通して、打撃陣全体が不振に喘いだカープ打線。
セ・リーグでの戦いが始まるが、心機一転して打線の爆発に期待したい。

 

 

 

以上、交流戦の最下位が決定...不振を極めたカープ打線を振り返る…でした。
どこかで誰かのお役に立ててれば幸いです。
最後までお読み頂きありがとうございました。

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