現役トレーナーのカープぶろぐ!

広島で生まれ育った生粋のカープファン&野球を専門に携わるトレーナーがカープを中心に野球について気ままに投稿します。また、阪神タイガースの尾仲祐哉投手の話題も時々投稿しています。

春先は不調、長野久義選手は本当にスロースターター?

今日から2019年のプロ野球も開幕ですね。
4連覇達成なるか、期待したいところです。

さて今回は長野久義選手にスポットを当てたいと思います。
長野選手の春先の成績を振り返り、データとともに話を進めます。

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2014年以降の3-4月の打撃成績は?

まずはデータを振り返ろう。
打率が.280以上の年はレッドの文字で表示。

  • 2014 122打席 109打数 31安打 3HR .297
  • 2015   89打席   78打数 15安打 0HR .251
  • 2016 128打席 123打数 37安打 1HR .283
  • 2017   68打席   62打数 11安打 0HR .261
  • 2018   58打席   46打数 11安打 1HR .239  
                         ※ 3-4月通算打率 .251 (105/418)

2014年と2016年には.280以上の打率を記録。
春先は調子が良くないと言われているが、必ずしもそうではない。

 

2014年以降の5月の打撃成績は?

次に5月のデータを振り返ろう。
カッコ内は前月比較でのプラスマイナスを表示。

  • 2014 102打席 95打数 22安打 1HR .232 (-.065)
  • 2015   62打席 60打数 15安打 3HR .250 (+.058)
  • 2016   94打席 89打数 21安打 0HR .236 (-.047)
  • 2017   81打席 70打数 19安打 1HR .271 (+.094)
  • 2018   97打席 88打数 25安打 3HR .284 (+.045)
                            ※ 5月通算打率 .254 (102/402) 

5月を見てみると、2018年以外はさほど打率は高くない。
ただ、カッコ内にある前月比較で見た場合、3年間は上昇している。
月間通算打率に関しても、.250➟.254と僅かではあるが上昇している。

 

 

2014年以降の6月の打撃成績は?

続いて6月のデータを振り返ろう。

  • 2014 63打席 56打数 20安打 1HR .357 (+.073)
  • 2015 60打席 51打数 14安打 3HR .275 (+.004)
  • 2016 98打席 93打数 30安打 1HR .323 (+.047)
  • 2017 83打席 77打数 26安打 2HR .346 (+.096)
  • 2018 63打席 58打数 17安打 0HR .293 (+.061)
                            ※ 6月通算打率 .319 (107/335) 

6月を見てみると、ほとんどの年で打率が.300を超えた。
前月比較で見ても、全ての年で+に転じて、前月を上回っている
月間通算打率に関しても、.250➟.254➟.319と急激に上昇している。

 

各年の打率の推移は?

月順による打率の推移を見てみよう。

  • 2014 .284 ➟ .233 (-) ➟ .357 (+)
  • 2015 .192 ➟ .250 (+) ➟ .275 (+)
  • 2016 .301 ➟ .236 (-) ➟ .323 (+)
  • 2017 .177 ➟ .271 (+) ➟ .346 (+)
  • 2018 .239 ➟ .284 (+) ➟ .293 (+)
             ※ 通算打率 .251 ➟ .254 ➟.319 

3-4月に高打率を記録した2014年と2016年を除き、打率は上昇傾向。
こうして見ると、基本的には月を追うごとに調子が上がることがわかる。
この辺りが「長野選手はスロースターター」と言われる理由だろう。

 

 

3-4月の打撃成績を専門的なデータでの分析

ここでは割愛するが、より複雑な専門的なデータを見ていく。
やはり、2014年と2016年に関しては、得点・勝利貢献度が高い。

面白いのが2018年だが、低打率の割に、得点・勝利貢献度は高い。
その理由として考えられるのが、高い「四球の割合」にある。
58打席と打席数こそ少ないが、12個の四球を選んでいた。
率で換算すると.206となり、5打席に1度は四球を選んだ形となる。
つまりは、打てなかったが、四球を選ぶことでチームに貢献していた。

「打てない時は何とか出塁する」ということの大事さがわかる。

 

2011年以降のオープン戦の打撃成績

オープン戦の打撃成績も見てみよう。

  • 2011 43打席 40打数 11安打 1HR .350
  • 2012 51打席 44打数 10安打 0HR .227
  • 2013   7打席   6打数   1安打 1HR .167
  • 2014 58打席 55打数 21安打 0HR .382
  • 2015 10打席   9打数   1安打 0HR .111
  • 2016 44打席 44打数 14安打 1HR .318
  • 2017 55打席 53打数 11安打 1HR .208
  • 2018 50打席 45打数 10安打 2HR .222
  • 2019 27打席 24打数   3安打 0HR .125

2011、2014、2016年には打率.300以上を記録。
ただ、他の年に関しては、.220以下の低打率を記録した。
「春先に弱い」はオープン戦も含めての“印象”なのかも知れない。

 

 

ここまでをまとめると...

わかったことをまとめてみよう。

  • 3-4月も打っている年はあるが、平均的に打ててない
  • 5月に関してはやや上昇するものの、大きな変化はない
  • 6月では急激に打率が上昇し、ほとんどの年で.300越え
  • 月間通算打率は月を追うごとに上昇
  • 2018年の3-4月は低打率だが、四球を選びチームに貢献
  • オープン戦においても打ててるとは言えない

 

なぜスロースターターになるのか?

 この理由についてはよくわからないが、可能性としては考えられる。

  • キャンプ・オープン戦の疲労の蓄積
  • 寒冷や花粉など気候によるコンディションの違い
  • ピークを開幕当初に合わせていない調整法
  • オフのフィジカル強化がフィットしていない

あくまでも可能性であり、特に理由がない場合もあるのかも知れない。
明確な答えがなく、明言は避けるがいずれかが該当することはあるだろう。
これに関しては、本人や近くにいる人しかわからないので判断できない。

 

まとめ

今回は「スロースターター」と呼ばれる長野選手の成績をまとめてみた。
ここまででわかった通り、春先はあまり活躍していない様子がわかる。

しかし、6月に入ると一気に打率が急上昇して、.300を超えてくる。
移籍1年目ですぐに結果が欲しい所ではあるが、少し我慢が必要かも知れない。

正直なところ、少し長野選手へのファンの期待が減っている気がする。
入団時ほどの応援は見られず、少し期待外れな印象を受けているのだろう。

しかし、年間通して成績を残してきた選手のため、短期間での評価は難しい。
また、代打に関してもあまりその適正はないようにも思える。

現段階では、他の選手と交代しながらレフトやセンターに入る可能性が高い。
出場機会は限られてくると思うが、シーズンを通して活躍を見守って頂きたい

移籍1年目で大変だが、何かの形でチームに貢献してくれることを期待したい。

 

 

以上、春先は不調、長野久義選手は本当にスロースターター?…でした。
どこかで誰かのお役に立ててれば幸いです。
最後までお読み頂きありがとうございました。 

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