現役トレーナーのカープぶろぐ!

広島で生まれ育った生粋のカープファン&野球を専門に携わるトレーナーがカープを中心に気ままに投稿します。また、阪神タイガースの尾仲祐哉投手の投稿も時々。更新は不定期デス。

続・カープ伝統の「足を生かした野球」を体現するのは誰?!

昨日の試合は投手陣が撃ち込まれ、打者陣も沈黙。
やはり投手陣の不安定さは今年もあるのかもしれません。
さて今回は、カープの伝統である走塁面はどうだろう?の続き。
特に走塁の中でも、総合的な走塁力に着目してみようと思います。

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 参考記事

www.carp-damashii.work

 

 

盗塁以外での走塁力は?

2018年のデータを振り返ってみる。
数字はセリーグチームのみを掲載することにする。
右の〇数字は12球団でみた時の順位を示す。

   

中日      11.3 ①
広島     7.0 ②
横浜     2.8 ③
阪神     1.0 ④
巨人     0.5 ⑥
ヤクルト   0.2 ⑦

 

以上を見てもわかる通り、中日がダントツで1位に位置している。
カープも3位以下を大きく引き離しているが、中日には劣る。

    得点 失点 本塁打 打率 安打数

広島  721   651  175   .262   1287
中日  598   654    97   .265   1288

 

ただ、得点数を見てみると、広島が大きく引き離している。
失点に関してはほぼ変わらないのを見れば、得点力に大きな差があるのがわかる。

打率に関してもむしろ中日の方が高く、一見すると得点力が多そうに見える。
しかし、本塁打数が78本もの差があり、安打数がほぼ同じでも得点の差が出る。
他にも要因があるだろうが、走力が上回っても、やはり長打力には勝てない。

改めて、先ほどの数字を12球団で見た場合、セリーグが上位を占めている。
ほとんどのチームがパリーグよりも走力に関して優れているようである。

 

2018年の個人の走力はどうだった?

2018年の個人データを振り返ってみる。
簡単にプラスが平均以上、マイナスが平均以下とみる。
〇数字は規定打席到達31名中の順位を示す。

 

田中     4.8  ④
菊池     3.5  ⑤
野間     3.3  ⑦
西川     2.2
安部     1.8
鈴木     0.7  ⑬
丸       -1.0  ㉔
バティスタ   -2.0
松山      -4.3  ㉛       

※ 250打席以上の選手

 

やはり、2018年の走力を担ったのは田中、菊池、野間選手である。
規定打席到達者で見ても、田中、菊池選手は上位に入る数字を残している。
野間選手に関しては、イメージに反して思ったほど上位にはいない。

前年はリーグトップの丸選手も、ケガの影響で平均以下になった。
また、松山選手も少しマイナスが大きく、この辺が少しは解消したい。
そうなれば打席数も増え、持ち味の打撃を生かせる場面も増える。

 

 

3個の数字でみた走力

ここでは三塁打、盗塁成功率、得点数で見てみる。
単純にこれらが走力を示すとも言えないが、傾向が出やすいので参考値とする。

 

   三塁打 成功率 得点

田中  10    .744  92
野間    7    .654  64
鈴木    2    .571  86
松山    2  1.000  46
菊池    1    .833  51
丸     0    .500   109

 

 

赤字はトップ、緑字は2位を示した。
松山選手の盗塁成功率が高いが、盗塁数が2個なので除外する。

やはりここでも田中選手がどの部門でもトップ2に入っている。
2018年は打撃不振に悩んだが、それでも走力ではチーム引っ張っている。
ただ、前回でも紹介したが、盗塁成功率の低さが物足りない。
この数字が改善できて来ればより一番打者として不動の位置を確立できる。

丸選手に関しては得点は圧倒的に多いものの、三塁打が1本もない。
前年は4本打っており、ここでもケガの影響があったのかも知れない。 

野間選手はここでも思ったほど数字が伸びてこない。
三塁打こそ多いが、盗塁失敗が多く、試合数の関係もあるが得点も高くない。

内野安打から見た場合

最後に内野安打も見てみよう。

 

      打率   安打/内野ゴロ

野間    .105   27 / 256
鈴木    .046   10 / 217
菊池    .042   14 / 333
田中    .039   13 / 337
松山    .033     7 / 211
丸     .033     8 / 244

 

内野安打率を見てみると、野間選手が圧倒的に高い
他の選手が.033~0.46の間にいるのに対して、1人だけ.100台にいる。
チーム規定打席到達者の倍以上も内野安打を打つ確率が高いことになる。
盗塁などの技術的要素の高いものに比べ、ここでは単純な足の速さは有利である。
また、左打者であることと、打席数に対して内野ゴロが多いことも影響している。

 

 

セリーグ全体では?

次に2018年のセリーグで、内野安打を20本以上打った選手を見てみる。
20本以上打ったのは、野間、雄平、坂口、大島、糸原選手の5人。

      内安  打数  内安/打数 内安/内ゴ

大島     28  645   .043    .077
野間   
  27  447   .060    .105
糸原     26  637   .040    .083
雄平     24  482   .049    .084
坂口     24  595   .040    .084

ちなみに全て左打者であるが、ここでも野間選手が突出している。
全打数に対する内野安打率、全内野ゴロに対する内野安打率、ともにリーグトップ。
400打席以上の選手では圧倒的に内野安打を打つ確率の高い選手と言えそうだ。

 

内野安打における注意点

ただし、注意しなければいけない面もある。
そもそも内野安打がヒット性の当たりなのか、打ち損じなのかという点である。
要するに、打ち損じが多く、足が速ければ内野安打の機会も多くなる。
特にボテボテのゴロや、高く跳ねるゴロなどでは安打になりやすい。
内野安打には俊足が必要であるのは確かだが、その辺りも分析も必要だろう。

打ち損じの内野安打が多い場合、打者としての能力は低く、良い傾向とは言えない。
スピードのあるうちしか安打数を稼げず、年齢とともに消えていく選手もいるだろう。
そう考えると、大島、坂口、雄平選手は30歳を超えるが一定の走力は維持している。

 

ここまでを整理してみると 

  • 田中選手、菊池選手、野間選手がチームを引っ張る
  • 田中選手、野間選手に三塁打が多い
  • 野間選手はチーム屈指の内野安打率
  • 野間選手はリーグトップの内野安打率

 

 

次世代の期待はやはりルーキーのあの選手

やはり期待がかかるのは小園海斗選手だろう。
これに関しては前回も述べたので、今回は省略する。
とにもかくにも期待以外ない素晴らしい選手であることは間違いない。

www.carp-damashii.work

 

まとめ

今回は走塁の中で、特に総合的な走力についてまとめてみた。
田中選手がやはりチームの走力を牽引しているのは間違いない。
期待が大きいぶん、少し物足りなさは感じるが、冷静に見ればよくやっている。
しかし、チームとして主力のケガが目立ち少しずつ走力も低下しつつある。
再び、走る野球のカープを取り戻すべく、新たな選手にも期待したい。

 

以上、続・カープ伝統の「足を生かした野球」を体現するのは誰?!…でした。
どこかで誰かのお役に立ててれば幸いです。
最後までお読み頂きありがとうございました。

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