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丸佳浩選手の穴は確かに大きい...どうやって埋める? 【3】

ここまで2回にわたって、丸選手移籍の穴埋めポイントを振り返りました。
前回で失点が多いことがわかりましたが、守備面はどうだろう?が今回のお話です。

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そもそも守備面はどうだったの?

2018年の守備成績を振り返ってみる。

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改めてみると、守備率に関しては.980台を各球団が記録している。
12球団で唯一、中日だけが.991と高い数字を残していた。

カープの守備を見てみると、守備率は4位に位置している。
失策数は多いが、中日を除く4球団よりも守備機会が多いことも影響している。
また、併殺数も多いが、こちらも同様で、率で言えばDeNAよりも低い。
特別悪いわけではないが、リーグ平均をやや下回る守備のデータであった。

 

3連覇した2016~2018年はどうだった? 

ここからは、3連覇した2016~2018年の守備成績を振り返ろう。

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2016年と2018年を比較すると、守備率は.003しか変わらない。
ただ、2016年は守備機会が多く失策が少ないが、2018年はその逆となっている。
2016年に比べ、2018年は守備機会が77減ったにも関わらず、失策が16増えた。

3年間で見てみると、徐々に守備機会は減り、徐々に失策が増えている。

 【  失策数 / 守備機会 67 / 5562 71 / 5506 83 / 5485 

傾向としては、失策数が年々増加している傾向にあるのは確か。
この辺りも総失点を増やしてしまうので、大事な改善ポイントになってくる。

 

選手別で失策数を見てみると

主に出場した選手たちの守備成績を見てみよう。

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やはり赤字で示したレギュラークラスの選手は高い守備率を示した。
ピークを過ぎてきたとは言え、菊池選手の失策3は群を抜いている。

田中選手も2016年の失策18、2017年の16から、失策7へと大幅に改善出来た。
初のゴールデングラブ賞もこの辺りの改善が大きかったと思われる。

會澤選手も2016年の失策7、2017年の8から、約半数の失策4まで減らしている。
試合数は2016年から伸びてきている中での失策数減少となっている。

外野に関しては、あまりエラーが出ないので守備率の差が生まれにくい。
どちらかというと守備範囲や肩の強さなどで差が生まれやすい傾向がある。

 

 

 

やはり目を引く西川選手の三塁の守備

西川選手は一塁、二塁でも出場しているが、全ての失策が三塁でのもの。
リーグ最多の17失策を記録し、チーム全失策数の約20%を占めた。
送球面に課題があり、大事なシーズン終盤には三塁を守る機会は無くなった。

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外野手ではどうだろう?

外野に話を移すと、やはり丸選手のケガの影響が大きかった。
2016年、2017年とリーグトップクラスの守備貢献度を示した丸選手。
しかし、2018年に関しては大幅に貢献度は低下し、平均値を下回った。
特に2016年、2017年の12球団トップを誇った守備範囲だが大幅に縮小した。

同様に、鈴木選手も2017年のケガ以来、大幅に守備貢献度が低下している。
ケガをする前の2016年はライト部門で12球団トップの守備貢献度を示した。
しかし、ケガ以降は守備範囲が年々狭くなり、2018年は平均値を下回った。
入団時は三拍子揃った選手だったが、今は打撃メインの選手に変わりつつある。

そして、最後にレフトの野間選手。
下の関連記事でも述べているが、イメージほど守備貢献度は高くない。
確かにマズい守備はなく、足も速く、安心して任せられる選手は間違いない。
ただ、イメージほど守備範囲は広くなく、3年間共に平均値レベルを記録。
センターやライトに入っても同じ傾向を示し、突出した守備力でもないようだ。

他の選手に関しては守備機会が少なく、参考程度しかならないので割愛する。
以上より、2018年の外野守備は12球団でも平均的なレベルであった。

 

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西川選手のセンターへのコンバートが鍵になる

先ほども出てきたように、西川選手の三塁守備には課題がある。
そこで打撃を生かすために首脳陣が動いたのは、内野と外野との併用。

最近の練習試合やオープン戦では、西川選手がセンターのスタメンに。
打順も3番を打つなど首脳陣の期待がヒシヒシと伝わってくる。

もし、このコンバートが上手くいくようであれば打線は厚くなる。
丸選手の移籍による打撃損失分をかなり埋められる存在になるだろう。

もちろん、守備は野間選手には劣るだろうが、慣れる時間も必要になる。
特にノック練習とは違い、試合では不規則な慣れない打球が飛んでくる。
少しずつでも慣れていき、無難にこなしてくれれば今シーズンは十分だ。

ここまでを整理してみると 

  • 失策数は年々増えている
  • 西川選手の三塁守備が課題
  • ケガの影響により外野守備が平均値に
  • 西川選手のセンターコンバートが鍵に

まとめるとこんなところになる。
ざっとではあるがある程度の傾向がわかったと思う。

 

 

より専門的なデータでみると

より専門的な複雑なデータから、チーム全体の守備貢献度などを見ていく。
2016~2018年を順を追ってみていくと、2018年では全項目で低下している。
2016年と2017年との間に大きな差はないが、2018年との間では大きな差がある。
守備全般の貢献度を12球団で見ると、2位、3位、8位と年々順位を下げている

大きく低下したポジションを挙げると、一塁、三塁、センター、ライト。
ここでも丸選手や鈴木選手の守備貢献の低下、西川選手のエラー数が影響した。
また、本職でない松山選手やバティスタ選手が一塁を守ったことも要因となった。

捕手陣においても、盗塁阻止率の低下、捕逸の増加など貢献度が下がった。
この理由として、石原選手の貢献度が年々下がってきたことが影響している。

 

やはり三塁は安部選手がベスト

課題のみられた三塁には、2019年は安部選手を推したい。
以前にも述べたが、2017年の守備貢献度は12球団トップレベルを記録した。

再び、安部選手が1年間三塁に固定できれば、西川選手はセンターに回れる。
西川選手の守備の負担を減らしながら、十分に打撃を生かせることになる。
そのためにも、三塁は安部選手が1年間しっかりと守り切って欲しい。

 

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まとめ

今回は守備にクローズアップして整理した。
新たにわかったことも、改めてわかったこともあったように思う。
失点を減らすためには、しっかり守れる布陣で挑むことも必要になる。
2019年シーズンはどんな布陣がレギュラーを掴むだろうか、期待しよう。

 

以上、丸佳浩選手の穴は確かに大きい...どうやって埋める? 【3】…でした。
どこかで誰かのお役に立ててれば幸いです。
最後までお読み頂きありがとうございました。

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