現役トレーナーのカープぶろぐ!

広島で生まれ育った生粋のカープファン&野球を専門に携わるトレーナーがカープを中心に気ままに投稿します。また、阪神タイガースの尾仲祐哉投手の投稿も時々。更新は不定期デス。

ジョンソン投手の高い能力!3連覇のカープの先発陣を分析。

2019年の今シーズン4連覇のかかるカープ。
25年ぶりの優勝を果たした2016年から2018年の3連覇。
第2黄金期を迎えつつあるカープを数回に分けて振り返ります。

f:id:carp-toyo:20190219140629j:plain

 

 

規定投球回達成した先発投手

3連覇した3年間で規定投球回数を達成した先発投手は以上。
2017年のリーグ最高勝率の薮田和樹投手は規定投球回には達していない。

◎2016年 / クリス・ジョンソン、野村祐輔、黒田博樹
◎2017年 / 大瀬良大地、野村祐輔
◎2018年 / クリス・ジョンソン、大瀬良大地

これらを見てわかる通り、先発として3年間続けて活躍した選手は不在。
前田健太投手のように毎年安定して成績をおさめる投手のすごさがわかる。

キャンプ前に「毎年5月には開幕ローテーションが崩れる」と緒方監督が語っていた。
改めて見てみると、監督のいう通り盤石な先発投手陣という訳ではなさそうだ。

 

勝利数から振り返る

年度別に順に並べる。

◎2016年
 野村祐輔  25試合 16勝3敗 2.71 152回2/3
 ジョンソン 26試合 15勝7敗 2.15 180回1/3
 黒田博樹  24試合 10勝8敗 3.09 151回2/3

◎2017年
 薮田和樹  38試合 15勝3敗 2.58 129回
 岡田明丈  24試合 12勝5敗 4.00 141回2/3
 大瀬良大地 24試合 10勝2敗 3.65 145回2/3

◎2018年
 大瀬良大地 27試合 15勝7敗 2.62 182回
 ジョンソン 24試合 11勝5敗 3.11 144回2/3  
※赤文字はリーグトップ

 

2017年の薮田投手の登板数に関しては中継ぎも含む数字。
2016年と2017年には2桁勝利投手が3人ずついたが、2018年は2人に減少。
勝ち頭は2016年は野村投手、2017年は薮田投手、2018年は大瀬良投手。
毎年、勝ち頭が変わる点が、絶対的エースがまだいないチーム状況。
ただ、大瀬良投手が2年連続で達成し、3年連続がかかる今年が注目される。

 

 

クオリティースタート率から振り返る

年度別に順に並べる。

◎2016年
 野村祐輔  68.00%
 ジョンソン 92.31%
 黒田博樹  66.67%

◎2017年
 薮田和樹  80.00%
 岡田明丈  54.17%
 大瀬良大地 58.33%

◎2018年
 大瀬良大地 77.78%
 ジョンソン 58.33%

 

まず2016年のジョンソン投手。
この年に記録した92.31%というすさまじい数字に圧倒される。
26試合に登板して、そのうち24試合は先発の役割を果たしたことになる。
2015年に沢村賞を受賞した前田健太投手が記録した89.66%を超える数字
この年のジョンソン投手がどれだけ凄かったのかがよくわかる。

大瀬良投手に目を向けると2017年から2018年で大幅に数字を伸ばした。
2017年はなんとか2桁に乗せた感もあり、2018年の飛躍が垣間見える。

 

参考URL

ja.wikipedia.org

 

2014~2018年のクオリティースタート率上位3名

年度別に順に並べる。

◎2014年
 菅野智之    78.26%
 メッセンジャー 77.42%
 岩田稔     72.73%

◎2015年
 前田健太    89.66%
 ジョンソン   85.71%
 マイコラス   85.71%
 菅野智之    80.00%

◎2016年
 ジョンソン   92.31%
 菅野智之    84.62%
 メッセンジャー 78.57%

◎2017年
 菅野智之    84.00%
 マイコラス   81.48%
 秋山拓巳    72.00%

◎2018年
 大瀬良大地   77.78%
 菅野智之    70.37%
 メッセンジャー 67.86%

 

これをみても、2016年のジョンソン投手が記録した92.31%が異次元だとわかる。
近年では90%を超える投手は他にはおらず、次点でも前田投手の89.66%。
それ以下をみると、85%台でジョンソン投手とマイコラス投手が続く。
ジョンソン投手に関しては、16年だけでなく、15年も突出した数字を残した。

そう考えると、2017年がなぜ活躍できなかったかと疑問がでる方もいるはず。
この年は4月から咽頭炎で登録抹消され、シーズン通して体調不良が続いた。
もし、この年も順調な成績を残せていたら、どれだけの数字を残しただろうか。
そういった意味でも、2018年は実質、復帰初年度と考えると十分な成績を残した。

そのほか、菅野投手が全ての年に名前があり、先発としての存在価値を示している。
また、メッセンジャー投手とマイコラス投手もさすがの安定感を見せている。

さらに、注目すべきは2015年。
80%を超える投手が4人も存在するのは近年では他にはない。
黒田投手が帰国し、クオリティスタート自体が注目された時期でもある。
もしかすると、投手器用でクオリティースタートを意識した年とも考えられる。
もちろん偶然、良い投手が揃った、もしくは打線と噛みあったのかも知れない。
いずれにせよ、この年は他の年には見られない高い確率で達成されていた。

 

 

投手としてハイレベルなジョンソン投手

ここまで馴染みのあるデータから振り返ってみた。
ここから本格的なデータに移るが、煩雑になるので、細かな数字は省力して進める。

2018年の大瀬良投手とジョンソン投手を比較。
一般的な勝ち星や防御率などの数字は野手や球場やその他環境に影響される。
最近では、クオリティスタートよりも重視されているポイントがある。
そのため、ここではより“投手としての能力のみ”を抽出して分析し比較してみる。

この評価でみた場合、2018年はジョンソン投手の方が良い結果を残している。
また、2015年は前田投手に次ぐチーム2位、2016年はチーム1位を記録。
咽頭炎で苦しんだ2017年を除けば、ほぼチームNo.1の能力を安定して維持している。
本格復帰となる2019年のジョンソン投手の投球に期待したい。

大瀬良投手に関してはリーグで最も本塁打を打たれマイナスポイントとなった。
もともとその傾向が強い投手であり、エースになるためには是非とも改善したい。

 

まとめ

ベーシックなデータを中心にカープの先発陣を振り返ってみた。
ジョンソン投手のずば抜けた投手としての能力を再確認できたと思う。
多く三振を取るタイプではないため、圧倒的なイメージないかも知れない。
しかし、いくら三振が取れても、点を取られたり、負けては仕方ない。
チームの勝利にどれだけ貢献できるかを重要視するべきである。
そういった意味では、ジョンソン投手が現時点でチームNo.1先発投手と言える。

もちろん、これまでの数字であることは変わりない。
大瀬良投手の視点に立てば、これからが本当の勝負になってくる。
そういった意味ではここから大瀬良投手がエースとしてどれだけ確立できるのか。
2018年の飛躍の翌年、今年の内容次第でエースとして誰もが認める投手になれる。
ジョンソン投手と競い合いながら、エースとして成長する姿を楽しみにしたい。

 

 

以上、ジョンソン投手の高い能力!3連覇のカープの先発陣を分析。…でした。
どこかで誰かのお役に立ててれば幸いです。
最後までお読み頂きありがとうございました。

※ 写真の掲載はカープ球団に問い合わせ、許可の範囲内で掲載しています。
※ 記事の盗用を見つけた場合、サイト管理会社・googleなどに連絡致します。

※ ひとりのカープファンの個人的な意見として見て頂けると幸いです。