※ 本の写真は著作元の(株)サンフィールド様の許可のもとに掲載しています。
先日で元カープの梵英心選手が現役引退を発表しました。
今回は退団後のこれまでの動向と現在について話を進めていきます。
プロフィール
- 173cm・76kg
- 右投げ・右打ち
- 2005年ドラフト3位
- 三次高校-駒沢大学-日産自動車-カープ-エイジェック
- 2006年 最優秀新人
- 2010年 最多盗塁・ゴールデングラブ賞
- 通算 1096試合 990安打 135盗塁
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カープ退団後の動向
カープ退団後の流れは以下の通りです。
- 2017年11月 12球団トライアウトは未参加
- 2017年2月 アメリカ独立リーグトライアウト
- 2017年6月~ エイジェック野球部所属(栃木県)
カープ退団後はNPB球団からオファーを待つものの声が掛からず。
当時、村田修一選手が声が掛からなかったことで本人も吐露しています。
「村田が声が掛からないということはどういうことか理解してます」
そして元ソフトバンクの養父鉄氏の勧めでアメリカ独立リーグに挑戦。
マイアミとランカスターにてトライアウトを受けるものの不合格に。
ちなみに、ランカスターは元ロッテの渡辺俊介投手が所属していました。
その間に社会人野球のエイジェックから声が掛かり、帰国後に入部。
2019年10月11日に本人ブログにて正式に現役引退を表面しました。
① 2019年は解説も経験
9月15日にはスカパー!にて解説も経験。
解説する中でカープ時代の話や現在の活動についても話していました。
また、菊池涼介選手からエイジェックに道具提供の支援があった話も。
現役スター選手の道具を目にしてチームメイトは興味深々だった様子です。
また、DAZNでも複数回にわたり解説をしている様子も。
引退した今後はコーチ業のかたわらで解説業の姿も見れるかも知れません。
② 2019年10月28日に引退会見
2019年10月28日に引退会見を終えました。
今後はエイジェックのスポーツ文化プロジェクトのマネージャーに就任。
一旦、現場を離れることも希望のようで、外から野球を見直したいとのことです。

③ 指導者としてのスタンスと目標
自身の指導スタイルについてもこう話していました。
- 頭ごなしに怒ったり、技術を押し付けない
- コミュニケーションを多く取り、選択肢を与える
現在の目標としては以下を挙げています。
- エイジェック野球部を都市対抗野球大会に導くこと
- エイジェックからプロ野球選手を誕生させること
- エイジェックという存在をもっとみんなに知ってもらうこと
また、2018年12月には2019年度学生野球資格回復制度研修会も受講。
賛否はありますが、近年は元プロ野球選手の多くがこの資格を取得しています。
将来的には学生野球の指導も視野に入れながら活動しているようです。
また、期待されるカープのコーチにも興味があるとの発言もしています。
④ JFE西日本のコーチの就任を発表
2020年1月30日にJFE西日本硬式野球のコーチに就任することが発表されました。
2月12日から愛媛県で行われる春季キャンプから参加することのようです。
エイジェックに残るのかと思っていましたが、意外な展開でしたね。
もしかしたらエイジェックからの出向という形なのかも知れません。
地元広島の社会人野球に貢献してくれるとのことなので期待しています。
⑤ オリックスの1軍打撃コーチ就任が決定
2021年からオリックスの1軍打撃コーチ就任が発表されました。
カープのコーチではありませんが、コーチとしての活躍を期待しています。
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三次市にある実家は「専法寺」
広島では有名な話ですが、実家はお寺です。
広島県北部の三次市という所にある「専法寺」。
現在は父親が住職、兄の大英さんが副住職を務めています。
兄の大英さんは地元放送局に出演するなど広島では比較的有名な方。
積極的に活動しながら三次市を精力的にアピールされています。
ちなみに梵英心選手も大学卒業時にはお寺を継ぐ可能性もあったそうです。
ただ、当時の大学野球部監督の配慮で社会人野球の道へと進めたそうです。
その後、社会人野球での活躍があり、カープに入り、現在に至ります。
もしそこでお寺を選んでいたら「カープの梵英心」は誕生しませんでした。
WATCH~深層に迫る~ 「I Beleave 梵英心の挑戦」
10月27日にカープ退団から引退までの様子が広島テレビで放送されました。
著作権の関係で内容は掲載出来ないので、下記リンクの動画を参照ください。
淡々と今を受け入れて、コツコツと日々を送る姿に好感を覚えました。
指導者としての視点なども聞くことが出来、将来カープ復帰を期待します。
◎ WATCH~深層に迫る~ 「I Beleave 梵英心の挑戦」
【WATCH】『I Believe 梵英心の挑戦』
きょう深夜1時5分!
梵英心選手がカープ退団後、選んだ道は発足したばかりの社会人チームでの選手兼コーチ。なぜ新しい世界を選んだのか…2年間に密着!野球に対する本音に迫る!#梵英心 #carp #カープ #AGEKKE #エイジェック硬式野球部#広テレ #広島テレビ pic.twitter.com/yioGfdb2dz— 広テレ【公式】@完全カープ主義 (@HTV_pippi) October 26, 2019
「梵脳 失敗したらやりなおせばいい。」著書出版へ
そして、引退と同時に初の著書を出版することとになりました。
カープ時代の話や所属しているエイジェックでの話などを語っています。
幼馴染で同級生の永川勝浩投手との幼少期の話もあるかも知れないです。
改めて、幼馴染でプロ野球選手になり、同じチームに入るとは凄いですね。
[目次]
第1章 三次の野球小僧
第2章 考えさせられた言葉
第3章 渾身のガッツポーズ
第4章 25年ぶり優勝の裏で味わった屈辱
第5章 社会人野球への恩返し
第6章 失敗したらやり直せばいい
定価 1650円(税込)
まとめ
今回は梵英心選手の引退と現在を中心に話を進めてきました。
カープ低迷時代を主力として支えてきた梵選手ももう40歳目前。
野村謙二郎氏の引退後、ショートを守り続けた姿は今も思い出します。
そして、同時期に活躍した永川勝浩投手や赤松真人選手も引退に。
そういったことも梵選手の心境の中で変化があったのかも知れないですね。
いずれにしても「長い現役生活、お疲れさまでした」の言葉に尽きます。
これからは指導者としての道を突き進んで欲しい。
いつかエイジェックからカープに入団する選手が出てくることを期待します。
そしていずれはカープの指導者として復帰することを期待しています。
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