【 今年も夏本番に入ったプロ野球 】球場環境や移動距離など夏場に最も不利な球団はカープ?

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16年目になる医療系国家資格取得のトレーナーです
現在は「医学」に加えて「法律」も勉強しています。
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プロ野球も夏本番に突入してコンディショニング管理が特に大事な時期。
そこでセ・リーグ球団の球場の屋内外や移動距離について検討していきます。

 

屋外の試合が圧倒的に多いヤクルトとDeNA

 

各球団の屋内・屋外での試合をピックアップした。
巨人は屋外での試合数が圧倒的に少なく、ヤクルトとDeNAは多い。
その差は2.6倍前後といかに巨人の屋外での試合が少ないかがわかる。

図1 セ・リーグ球団の屋内球場と屋外球場の試合数

 

巨人は毎年のように屋外の試合が少ないのか?

 

巨人の8月の屋内・屋外試合数を2014年から振り返る。
2014年と2016年は数試合ほど屋内が多いが、比較的バランスが取れている。
ただ、2019年になると圧倒的に屋内での試合数が増加している。
ホームゲームがドームなので屋内が多いのは当然ではある。
しかし、2014年と2016年に比べると大きく増加した様子がわかる。

図2 巨人の屋内球場と屋外球場の試合数

 

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例年のカープはどうなっているのか?

 

カープで見ていくと2015年と2018年は屋外の試合が異常に多い。
ただ、2014年は巨人と同様に比較的バランスは取れていた。
こうして見ると、2019年は特別多いという訳でもない様子。

図3 カープの屋内球場と屋外球場の試合数

 

2014年以降のセ・リーグ球団の8月勝率

 

勝率の高さでいくと近年優勝してきたカープが当然ながら多い。
ただ、ここでは勝率の安定感としてみていくことにする。
巨人を除き、各球団ともに上下幅があり、特に傾向があるとは言えない。
反対に巨人に関しては、上下動が少なく毎年安定した成績を残している。

図4 2014年以降のセ・リーグ球団の8月勝率

 

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気温差の大きい2019年

 

2019年は7月は例年に比べて平均気温が低かった。
また、8月も2014年以降でみると最高温度を記録している。
7月と8月の温度差が大きく、気温差が身体的負担となっている。
最低気温、最高気温を見ても平均気温と同じ傾向にあった。
温度差という視点でもこの時期の屋外試合でのデメリットは大きい。

図5 7月と8月の温度差

 

東京ドーム内の温度は?

 

リンク先のスタンドでの計測では、おおよそ平均25~26度程度。
試合展開により上下するようだが、当然ながら30度を超えることは無い。
湿度も50~60%で維持されており、蒸し暑さを感じることもない。
この計測で用いられている数字は試合中の計測である。
試合前練習からと考えると、もっと涼しい環境でアップを出来ている。
気候に左右されず、体調を維持出来る面ではドームは有利である。

 

ちなみにこの時期の広島は試合開始時でも30度前後ある。
また湿度も80%前後も多く、気持ちよくプレイ出来る気候ではない。
屋外のため試、試合前練習では30度を遥かに超えている。
室内練習場が出来てからは多少は暑さの軽減が出来ている。
とはいえ、試合直前まで室内にいる訳ではないため負担は大きい。

 

楽天は短パンでの試合前練習を導入

 

最近は楽天が短パンスタイルでの練習を行っている。
メジャーリーグでは普通に見る光景だが、日本野球では珍しい。
試合での短パンは無理だと思うが、練習前なら取り入れるべきだろう。
また、阪神をはじめ各球団も色々と暑さ対策を行っている。
夏場は試合前のフリー打撃やシートノックをしないチームもある。
暑さ対策としてこういったものは積極的に取り入れていくべきだろう。

 

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セ・リーグ球団の移動距離

 

各ホーム球場からビジター球場への移動距離を合算した。
移動は8月に限ったことではないが、参考までにグラフ化してみた。
当然ながら、カープの各球場への移動距離が断トツに多い。
関東の巨人とヤクルトとDeNAは遠征せず自宅から通える範囲内。
中日もちょうど中間に位置しており、比較的移動距離が少ない。
もちろん、遠征先から広島を毎度毎度往復する訳ではない。
遠征先で数チームと試合をして、広島帰ることも当然ある。
ただ、少なからず他球団よりも移動の負担があるのは事実だろう。
特にカープの場合、空港が遠く、全て新幹線移動で遠征している。
長時間の新幹線移動となると身体的な負担も大きいだろう。

図6 ホーム球場から各球場までの距離

 

8月のセ・リーグ球団の移動距離

 

8月の移動距離を見るとやはのカープが1番長い。
DeNAはカープについで2番目に長い。
逆に最も短かったのはヤクルトで、次いで中日だった。
やはりカープは1球団だけ場所が離れている影響は大きい。

図7 セ・リーグ球団の8月移動距離

 

屋外試合数と移動距離

 

DeNAに関しては、屋外試合数が多く、移動距離も長かった。
ヤクルトは同様に屋外試合数は多かったが、移動距離は短かった。
予想通り、カープは屋外試合が比較的多く、移動距離が最も長い。
こうしてみると、8月に1番負担の大きいのはDeNAのようだ。
そしてどちらも可もなく不可もなくの傾向だったのは阪神。
この時期は甲子園が使えず、通常よりも移動距離が短いかも知れない。
ただ、気候に影響されず練習や試合が出来ることの多い巨人は有利である。

 

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ここまでわかったこと

 

ここまでわかったことをまとめてみよう。

  • 巨人は屋内試合の多く、DeNAとヤクルトは屋外試合が多い
  • 巨人の8月の勝率は毎年安定している
  • 東京ドームの温度は25度前後、湿度は50前後と快適
  • カープは各球場までの距離はセ・リーグで最も多い
  • 8月の移動距離はカープが最も長く、中日とヤクルトは短い
  • DeNAは屋外試合が多く、移動距離も長い

 

今回のまとめ

 

今回は8月の試合環境と移動距離ついて話を進めてきた。
巨人は屋内での試合が多く、夏場のコンディションを管理しやすい。
8月に成績が安定している理由はこの辺りも影響しているかも知れない

また、想像通りカープの移動距離はセ・リーグで最も長かった。
他チームと離れた位置にあるため仕方ないが、もう少し負担を軽減したい。
空港が遠いというのが最大のネックだが、こればかりはどうにもならない。

DeNAは屋外の試合が多く、移動距離も長かった。
条件としては最も不利であるが、それが成績と直結するかはわからない。
8月を終えた時に選手たちのコンディションがどうかまた検討したい。
もちろん個人個人に聞きとるわけではないので成績での評価にはなる。

やはりカープの8月の条件はあまり良くはなかった。
しかし過去3年は優勝、条件を上回る選手たちの活躍を期待したい。

 

 

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