【 トレード移籍の噂も流れ始めた… 】プリンス堂林翔太選手の待たれる「覚醒」の時

簡単な自己紹介

JUNJUN
医療系国家資格取得16年目

◎ 野球を中心に活動
◎ 現在は「法律」を勉強中
◎ スカパー!契約歴12年目突入

詳しいプロフィール

 

2軍戦からも姿を消した堂林翔太選手。
これまでの成績を振り返りながら、堂林選手の現状を検討していきます。

 

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サードに復帰した2019年

 

2019年の春季キャンプからサードに復帰。
毎年のように「最後の年」と口にし、最後の切り札だったのでしょう。

オフには長野久義選手の加入もあり、「右打ちの外野手」の枠が1つ減りました。
また、打撃を活かして坂倉将吾選手、西川龍馬選手の外野手へのコンバートも。

ライトは鈴木誠也選手が年間通して固定されます。
センターには野間峻祥選手を筆頭に、長野久義選手、西川龍馬選手も候補に。
他にも、下水流昂選手、高橋大樹選手が控え、外野は飽和状態になりました。

ただ、サードは安部友裕選手がいるものの右打者の層は薄いのが現状。
右打者は小窪哲也選手が近年は1軍の出場機会がほとんどない状況です。
そう考えた時に、選択肢として「サード復帰」は最善の策ではあったと思います。

 

① 改善しつつあるサードの守備

 

堂林翔太選手というとどうしても「エラー」のイメージがつきまといます。
特にファーストへの送球が悪送球になるイメージが強く残っているでしょう。

また、フライが飛ぶと落球するのではと、その度に球場がザワ付いていました。
打球が飛ぶ度に、送球する度にザワ付くことを本人はどう感じていたでしょうか。

 

周囲の環境、雰囲気が選手のプレイに影響することもあるでしょう。
確かにサード1年目は29失策とかなりの数のエラーを記録しました。

しかし、2013年は19失策、守備機会が減ったものの2014年は4失策。
徐々にではありますが、苦手だったサードの守備も安定してきています。

3年ぶりにサードに復帰した2019年も無難にこなせている印象です。
一塁への送球においても、デビュー時のように乱れることも無くなっています。

 

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課題の打撃面

 

安定していく守備面に反して、打撃面は下降線辿たどっています。
デビューした2012年が最も好成績を残しており、2019年は最も悪化。

特に本塁打は2015年以降、0➟2➟1➟0➟0と激減している。
元々、長距離砲という訳ではありませんが、それでも少ない印象が強い。

図2 2012年以降の打率、出塁率、長打力

 

次に打球の割合から検討していきます。
2019年をみるとゴロの割合が突出して多くなっています

全打球の9割以上がゴロで、内野の頭を越える打球は少なくなりました。
中距離打者として長打も期待されている選手としては厳しい現状にあります。

図3 2014年以降の打球割合

 

打球の強度を見ていくと、強い打球が明らかに低下しています。
その傾向は2018年頃から顕著けんちょに表れ、打撃内容に大きな変化が起きています。

ゴロが多い上に強い打球が減れば、安打を記録するのはなかなか難しい
野手の間を抜けることは難しくなり、長打を放つことはさらに難しくなります。

図4 2014年以降の打球の強度

 

さらに2019年は空振り率が突出して高くなっている。
元々、空振りの多いタイプですが、さらにその傾向が高くなっています。

図5 2014年以降の空振り率

 

気になるのがボールスイング率とボールコンタクト率。
2019年はボール球に手を出して、かつ空振りすることが多くなっています。

ボール球に手が出ることの良し悪しはあるとは思います。
特徴として、ボール球をヒットにする西川龍馬選手のような選手もいます。

個々でヒッティングゾーンに違いがあるので、ある程度の許容は必要。
ただ、ボールに手を出して、結果が伴わないのであれば良いとは言えません。

図6 2014年以降のボールスイング率とボールコンタクト率

 

ボールスイング率の増加に伴い、四球率は0になっています。
選球眼も課題とともにバットにコンタクトする課題が生じています。

図7 2012年以降の四球率

 

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① 単純なメカニクスの問題だけではない

 

バッティングのメカニズムの面で指摘されることも多い。
詳しくは述べないが、確かにその部分の課題はあります。
物理的にバットが出にくいコースが存在するのも確かです。

ただ、打撃面の課題はそれだけではないようにも思います。
結果を出さないといういけないという焦りもあるのも事実でしょう。

そのためか積極的に打てる球に手を出さず、打てない球に手を出してしまう
当てに行くような消極的な場面も見られ、本来の姿とはほど遠い状況でした。

 

② 荷を背負わせすぎた「長距離砲」としての期待

 

1軍デビューした2012年のカープは長距離砲不足にあえいでいました。
当時のカープで20本以上の本塁打を打てる選手は栗原健太選手くらい。
その栗原健太選手もピークを過ぎ、極度の打撃不振に陥っていた時期でした。

そんなチームの大砲候補として白羽の矢が立ったのが3年目の堂林翔太選手。
「将来の4番」や「カープの和製大砲」など周囲の期待は高まっていました。

しかし、そもそも堂林翔太選手は本当に長距離砲だったのでしょうか。
2軍の成績を見ても、1軍の成績を見ても、そういった数字は出てきません。

むしろ典型的な『中距離打者』で長距離砲という印象はありません。
年間通して出場した場合でも、本塁打は15~20本が妥当なところでしょう。

当時のチームの状況が、過度な負担を課す形となっていたのかも知れません。
当時の堂林翔太選手に本来とは異なる姿を期待し過ぎた可能性があります。

 

③ もう1度、「輝き」を

 

2019年のカープはサードの人材不在で苦労しています。
オフにはドラフト、外国人補強でサードの獲得も予想されます。

とはいえ、堂林翔太選手の生きる道はサードしかないでしょう。
西川龍馬選手が外野に固定しつつあり、外野での出場も厳しくなりました。

バッティングメカニクス自体も簡単には変わらないと思います。
ただ、同じ問題があっても、1軍で活躍している選手もいるのも事実。
誰しも課題もあるもので、どうやって長所を生かしていくのかが課題です。

2013年から2015年まで3年連続でオールスターにも出場しました。
消極的な姿ではなく、かつての生き生きとした堂林翔太選手を見たい

 

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ここまでわかったこと

 

ここまでわかったことをまとめてみよう。

  • 2軍では十分な打撃成績
  • サードの守備は改善傾向
  • 2019年の1軍打撃成績はゴロが増加し、強い打球が減少
  • ボール球に手を出すことが増え、空振りが増加
  • ボール球に手を出すことで四球も減少
  • 典型的な中距離打者タイプ

今回のまとめ

 

今回は堂林翔太選手の現状ついて述べてきました。
立場は非常に厳しい状況にあるのは間違いありません。

思った成績を残せず、トレードの噂も出るここ数年。
本人も毎年のように「最後の1年」と覚悟を口にしています。
自分でも危機感を感じ、必死でもがいているのでしょう。

チームもファンも少し暖かい目で見届け欲しい。
これまでの全ての思いをぶつけるような堂林選手の覚醒に期待しています。

 

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