【 2019年のポイント 】カープのキーポイントになるのは松山竜平選手の「ファースト固定」

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JUNJUN
16年目の医療系国家資格取得者で野球を中心に活動し、現在は『法律』も勉強中です。
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カープのキャンプも第2クールに突入。
今回は今シーズンのファーストについてクローズアップしてお届けします。

 

2019年は「レフト」のレギュラー争いが激化

 

現状、ライトの鈴木誠也選手はケガさえなければ確定。
次いで、野間峻祥選手のセンターも確定ではないですが有力視されています。

そうなると、残るポジションはレフトのみということになります。
レフトの主なレギュラー候補としては以下の選手たちの名前があがります。

  • 長野久義選手
  • 松山竜平選手
  • サビエル・バティスタ選手
  • 西川龍馬選手
  • 下水流昂選手

堂林翔太選手に関しては、すでにサードに専念しているので今回は除外しました。

順当にいけば、移籍1年目の長野久義選手が”最有力”と予想されています。
そうなると、ひとつキーポイントになるポジションが存在してきます。

 

レギュラー争い激化は実は「ファースト」にあり

 

上記メンバーを見ると、長野久義選手以外は他のポジションも守っています。
松山竜平選手、バティスタ選手、下水流昂選手、西川龍馬選手はファーストも併用

さらに西川龍馬選手は、今キャンプはショートに入って練習しています。
見てわかる通り、多くのレフト候補たちがファーストも守れる状況になっています。

外野を除く守備位置
松山竜平 ファースト
サビエル・バティスタ ファースト
西川龍馬 ショート、セカンド、サード、ファースト
下水流昂 ファースト

 

新井貴浩選手、エルドレッド選手が抜けた2019年シーズン。
レフト争いばかりが報道されていますが、実はファーストがキーポイントに。

今シーズンはおそらく上記の4名がファーストに入ることになりそうです。
その中でファーストの最有力は松山竜平選手、バティスタ選手になります。

次点で西川龍馬選手が打力を生かしてファーストに入るケースも考えられます。
下水流昂選手に関しては、スポット的に入る可能性があるくらいでしょうか。

 

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① 松山選手vsバティスタ選手を打撃面で考える

 

[ 2018年シーズンの打撃成績 ]

  • 松山竜平    446打席 .302 12本 74打点 2盗塁
  • バティスタ   302打席 .242 25本 52打点  0盗塁

両選手共に打撃が売りの選手。
ただ、2人の打撃スタイルは比較すると大きく異なります。

少し複雑になるため、ここでは詳細な数字の記載は省略します。
長打率(長打を打つ確率)はバティスタ選手が丸佳浩選手に次いでチーム2位

ただ、出塁率に関しては圧倒的に松山竜平選手が優位を示しています。
そして、400打席近く立った選手の中では得点圏打率はチームトップ
また、勝利貢献度を算出したデータを見ると松山竜平選手はチーム3位。

両者ともボール球を見分ける能力は五分五分といったところ。
しかし、松山竜平選手に比べるとバティスタ選手は圧倒的に空振りが多いです。

両選手の打撃面の特徴は以下の通りです。

  • 出塁率が高く、長打も打てて勝利貢献度の高い松山竜平選手
  • 三振は多いが、その分、一発長打が魅力のバティスタ選手

 

② 松山選手vsバティスタ選手を守備面で考える

 

また、守備の面についも考えてみたいと思います。
一般的な守備に関するデータでは両者ほぼ五分五分といったところ。

2018年の守備率を見ると、両者とも新井貴浩選手よりも好成績でした。
しかし、連係ミスなど数字には表れないミスが多くあったのも事実です。

[ 2018年のファースト守備率 ]

  • 新井貴浩   .988
  • エルドレッド .987
  • バティスタ  .991
  • 松山竜平   .990

 

日本シリーズの通り、バティスタ選手はかなり守備に課題があります。
近代野球では平成初期の頃までとは異なりファーストの守備能力を重視する傾向です。
以前のように「守備が苦手な主軸の選手が入る」というイメージはなくなりました。

試合中に多くのアウトを成立させるのはファーストになります。
そう考えると、ファーストの守備能力は軽視することはできません

ワンバウンド送球の捕球、連係プレー、サインプレーなど高い能力を要します。
守備に不安のある選手の場合、大事な試合では怖くて起用できません。
2019年の夏以降から西川龍馬選手がサードを守らなかったのもそうでしょう。

 

② 現メンバーなら松山竜平選手

 

ここまで松山竜平選手とバティスタ選手の特徴をまとめました。
それぞれ違いはあれど、打者としての魅力があるのはわかりました。

選手の選択には打順や他の打者との役割関係も存在します。
高い能力があったとしても、個性がかぶる場合は出場が制限されます。
そういった意味で両者の特徴が異なることは良い点かと思います。

丸佳浩選手が抜けた3番をどうしていくかを考えてみたいと思います。
39本塁打をある程度埋めてくれるのはバティスタ選手で間違いないです。
とはいえ、低打率かつ出塁率の低さが目立ち、安定性に欠けます。

反面、本塁打こそ少ないですが、松山竜平選手はその条件は満たします
出塁してチャンスも作れて、三振も少なく得点圏でランナーを返せる。

主軸を打つ選手として考えるなら個人的には松山竜平選手を推します
反面、下位打線での長打を考えればバティスタ選手でしょう。

ただし、どちらを選んでも特徴があり、優劣という話ではありません。
この辺は打順をどこに置くかによっても考え方は変わってきます。

 

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「本職が不在」となったカープのファースト

 

ファーストを守れる選手で一番うまいのはおそらく岩本貴裕選手でしょう。
もともと外野手ではありますが、ファーストの守備能力は意外に高い選手です。

もちろん派手なプレイを見せる訳ではないですが、確実に捕球のできる選手。
ただ、残念ながら近年ではあまり1軍メンバーに名前がないのが現状です。

余談になりますが、岩本貴裕選手も長距離砲ではなく中距離砲の部類です。
ここでは割愛しますが、打球特性、スイング特性を見ても間違いありません。

 

① 「複数ポジション制」が決断できない理由にもなる

 

近年のカープでは、捕手を除く大半の選手が複数ポジションを守るようになりました。
1軍の単独ポジションの選手は鈴木誠也、丸佳浩、野間峻祥、菊池涼介、田中広輔選手くらい。
基本的にはレギュラークラス以外は複数ポジションを守るのが今のチーム方針と言えます。

その方針を選択するのはもちろんメリットが多いからです。
ケガ人が出た時、打撃不振になった時などは他の選手ですぐにカーバーができます。

選手にとっても出場機会のチャンスは増え、若手選手にとっては有利に働きます。
数年前で言えば、木村昇吾選手が「縦横無尽」に内野陣をカバーしまくっていました。

反面、ポジションを固定できないためレギュラー化しにくい面もある。
いわゆる便利屋的な立場になり、ポジションが転々としてしまいます。

今でいえば、西川龍馬選手や安部友裕選手などがその位置にあります。
空いたポジションを転々としていれば、レギュラーと認識されるには厳しいです。

複数ポジションを多く守れる選手が多いとチーム力は上がるのは間違いないと思います。
反面、中途半端な成績で終わる選手を多く生んでしまう面も危惧される面もあります。

個人的には松山竜平選手は「ファースト専念」で練習させても良いと思います。
経験の多い長野久義選手が入団したことで、外野手はすでに飽和状態です。

外野守備が格段と上手くなったように、ファーストに専念することで向上は望めます。
外野手が内野手に転向するのは難しい傾向はありますが、経験が自信にもなるでしょう。

 

② 坂倉将吾選手は「レフト」より「ファースト」に

 

若手に目を向けると、西川龍馬選手と坂倉将吾選手の動向も気になります。
特に坂倉将吾選手の売りである打撃面をどう生かしてくのかが課題です。
現在は本来の捕手に加えて、外野手に挑戦してレフトも守っています。

 

しかし、先ほども述べたように外野手は飽和状態。
そこにまた坂倉将吾選手をプラスしていくのが良いのかを少し考えます。

現状では會澤翼選手、石原慶幸選手がおり、捕手としての出番は少ないです。
そうなると、坂倉将吾選手は主に代打や外野手での出場となるでしょう。

とはいえ、外野手としても多くの出場機会を得るのは厳しいです。
シーズン前半は長野久義、松山竜平、バティスタ選手の誰かが守るのは確実。

仮にその誰かが不振になっても、上記の選手が変わりにレフトに入ります。
そうなった場合、2019年も坂倉将吾選手の出番は限られていくでしょう。
結果、出番がないまま何年も送ることになれば非常にもったいないですね。

そこでレフトよりもファーストに挑戦」が現実的かと思います。
実際に内野を守った姿を見たことないので、適正があるかは判断できません。

捕手の場合、外野手よりもファースト転向の方が親和性が高いです。
持ち前の打撃力が開花できれば、ファーストに固定することもできます。

 

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③ 2018年のファースト守備力は「プロ野球平均以下」

 

2018年に主にファーストを守ったのは松山竜平選手、バティスタ選手。
チーム単位のファースト守備力をみた場合、プロ野球平均を大きく下回っています

セリーグだけで見れば、巨人よりは良かったもののそれでもリーグ5位と悪い。
エラー数はリーグワーストを記録し、トップのDeNAとの差は大きく開いています。

もともとカープでは守備力が高いポジションではありませんでした。
ただ、2017年までは新井貴浩選手が主に守ることで平均程度を保っていました
2018年から新井貴浩選手が代打に回ることが多くなり守備力は低下しました。

 

④ ファースト守備能力は他のポジションにも影響する

 

ファーストの守備能力は他のポジションにも影響します。
現在のカープでサードを守る選手は送球が課題とする選手が多いです。

2018年で言えば西川龍馬選手がまさにそうでした。
もともと極端に送球が悪いイメージがなかった選手でしたが、送球エラーを連発。
その結果、シーズン終盤にはサードを守る機会は完全に無くなってしまいました。

サードを守る選手の送球に問題があるのは間違いありません。
ただ、ファーストにある程度の守備力があれば捕球できた程度のものもあります。

ファーストの捕球能力が高ければその他の野手も思い切って送球できるでしょう。
多少ボールが逸れたとしても、上手くさばいてアウトにしてくれれば安心できます。
野球にはミスはつきものですが、助け合うこともチームとしては必要となります。

 

独断と偏見で3番打者を選ぶなら「鈴木誠也選手」

 

2019年開幕前のメディア予想では「3番・長野久義選手」が多い印象です。
長野久義選手も良いですが、クリーンナップを打つには気になる点があります。
長所を生かした起用を考えるならクリーンナップ以外の方が良いと思います。

そこを踏まえて考えると、個人的には少し変則の打順を期待したいですね。
3番に鈴木誠也選手、4番に松山竜平選手の打順が現状では最適かと思います

初回から鈴木誠也選手の打席が回ってくるのは相手にとても脅威。
出塁能力も高く、一発長打があり、初回からの得点も期待できます。

また、相手投手が鈴木誠也選手との勝負を避けることも考えられます。
ランナーがたまったところに松山竜平選手がランナーを返していく。
そんな状況が作れると個人的には面白いなと思っています。

日本野球の場合、4番に対する思いが特に強い傾向があります。
しかし、そこにこだわって前後が“はまらない”よりは動かした方が良いです

侍ジャパンの4番を打つ筒香嘉智選手もDeNAで3番を打っています。
「〇〇選手は4番」とこだわるより、どうしたら点が入りやすいのかが大事です。

 

今回のまとめ

 

2018年までのファーストの成績をもとに振り返ってみました。
あくまでもデータは過去の成績を元にしたものに過ぎず、未来はわかりません。
2019年は守備力が向上するかも知れないし、新たな選手が守るかも知れません。

いずれの選手が出ても応援することに変わりありません。
シーズン終了後、誰かが固定されていることを期待しています。

 

 

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