【 人材不足の1軍左投手】2019年ドラフト会議に向けてカープの左投手たちに注目

簡単な自己紹介

JUNJUN
16年目の医療系国家資格取得者で野球を中心に活動し、現在は『法律』も勉強中です。
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今回は過去のドラフトを振り返っていきたいと思います。
なかでも、不足している左投手にスポットを当てていきます。

 

2010年以降の「左投手」のドラフト指名

 

まずは2010年以降に指名された左投手を挙げます。
※ 育成契約の左投手は除外して掲載

  • 中村恭平 (30)    2010年 D2位 大卒
  • 戸田隆矢 (25)    2011年 D3位 高卒
  • 塹江敦哉 (22)    2014年 D3位 高卒
  • 飯田哲也 (27)    2014年 D6位 社卒
  • 高橋樹也 (21)    2015年 D3位 高卒
  • 仲尾次オスカル (27) 2015年 D6位 社卒
  • 高橋昂也 (20)    2016年 D2位 高卒
  • 床田寛樹 (24)    2016年 D3位 大卒

やはり8人中6人がD2・3位での上位指名となっています。
それだけチームとして”重要な補強ポイント”となってことが伺えます。

入団時の所属を見ていくと「高卒4人、大卒2人、社会人卒2人」。
高卒が多いものの、比較的まんべんなく獲得している様子がわかります。
この辺はチーム内の年齢構成の問題とも絡んでくるためでしょう。

 

① 仲尾次オスカル投手は2018年に自由契約

 

2018年オフには仲尾次オスカル投手が自由契約に。
1年目のオープン戦で活躍し、記憶に残っているファンも多いと思います。

ただ、その後は活躍する姿は見られず、目立った成績を残せませんでした。
選手生活の最後はサイドハンドに転向しましたが、開花せず戦力外通告に。

引退後は新日鉄住金かずさマジックに所属し、社会人野球へ復帰しています。
いつか都市対抗野球でオスカル投手が投げる姿をみることがあるかも知れません。

 

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② カープの現役左投手の通算成績

 

次に各投手の成績を振り返っていきます。

試合 勝敗 防御率 投球回
中村恭平 40試合 2勝10敗 5.00 131回1/3
戸田隆矢 95試合 11勝 7敗 3.94 205回2/3
塹江敦哉 3試合  0勝 1敗 11.37 6回1/3
飯田哲也 40試合 0勝 0敗 4.91 40回1/3
高橋樹也 19試合 0勝 2敗 1S 6.11 35回1/3
仲尾次オスカル 25試合 2勝 0敗 6.29 24回1/3
高橋昂也 6試合 1勝 2敗 9.43 21回
床田寛樹 3試合 1勝 1敗 5.19 17回1/3

みてわかる通り、ある程度登板しているのは戸田隆矢投手のみ
その他の投手は40試合以下の登板数であり満足に投げられていません。

勝ち星に関しても、戸田投手に続くのが中村恭平投手とオスカル投手の2勝止まり。
在籍している左投手が上手く機能してこなかったことが数字でもよくわかります。

 

③ 近い年代で活躍したのは青木高広投手と篠田純平投手

 

最も近い年代で言うと以下の2投手になります。

[ 青木高広投手 ]

  • 249試合 17勝30敗 4.56 442回1/3

※ 巨人時代の成績も含む

特に青木高広投手は2011年にチーム最多の72試合に登板したのは圧巻でした。
「ペロ~ン」の愛称で親しまれたことで覚えている方も多いと思います。

その後、謎のトレードで物議を醸しましたが、カープに貢献した投手と言えます。
中継ぎで1年通して投げ切ったのは菊地原毅投手以来で、その後はいません。

 

[ 篠田純平投手 ]    

  • 99試合  20勝26敗 4.24 391回

篠田純平投手も先発として、64試合に登板し、まずまずの働きを見せました。
一時は前田、バリントン、福井、野村と共に「ドラ1ローテ」の1人に。

2年目には99球で完封するなど、左の先発ローテーション投手として期待。
ただ、フォームに課題があり、故障と制球難を抱え、期待ほどは活躍できず。
とはいえ、64試合ほど先発を任されたと考えれば、近年では十分な働きです。

 

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④ 2019年の注目の左投手は床田寛樹投手

 

過去を振り返るとあまり良いデータがないので、今後に目を移します。
まず、メディアでも取り上げられていますが、期待できるは床田寛樹投手

トミージョン手術から復帰して、その間にフィジカル面も整ってきました。
入団時は細身の”投手らしい体型”をしていましたが、今ではかなり変化。

2018年にも一軍復帰の声もあがりましたが、それを回避。
トミージョン手術の性質から考えても、結果的に正解だったように思います。

お世話になっているトレーナーの方からも在学時代の話も聞いています。
モデルチェンジした床田投手の2019年の活躍を期待しています。

 

[ 床田寛貴投手の2019年投手成績 ]

  • 25試合 7勝6敗 2.96 139回2/3

 

カープは「高卒左腕の育成」が苦手

 

過去の左投手を調べると、高卒左投手はほぼ活躍していません
1軍で主力として活躍した投手は高橋健投手、青木高広投手の2人。
なんとか”準”主力で活躍したのは、篠田純平投手、齋藤悠葵投手、河内貴哉投手くらい。

[ 高卒 ]

嶋重宣、吉年滝徳、河内貴哉、大島崇行、金城宰之左、齋藤悠葵、相沢寿聡
伊東昂大、金丸将也、戸田隆也、塹江敦哉、高橋樹也、高橋昂也

[ 大卒・社会人 ]

高橋健、 広池浩司、佐竹健太、小島紳二郎、青木高広篠田純平、中村恭平
飯田哲也、床田寛樹

コーチにより育成方法も変わりますが、少なくとも高卒左腕の育成は得意ではないようです。
高橋昂也投手は期待していましたが、ヒジの靭帯を損傷してトミージョン手術に至りました()。

こうして見ると、大卒・社会人に絞るというのもドラフト戦略の1つです。
基礎をアマチュアで作ってもらい、プロ入り後に最終局面を仕上げていく。
その方が、現在のカープの育成能力に合わせた補強スタイルかも知れません。

 

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2019年の左投手のドラフト候補たち

 

現時点でカープのドラフト候補にあがっている左投手をみてみよう。

  • 及川雅貴 (横浜高校)
  • 河野竜生 (JFE西日本)

 

素材型として及川雅貴投手。
ただ、荒削りなため、順調に育成出来るのか?という疑問が残ります。

こういったタイプの左投手を上手く育てた実績が正直ありません
難しいようであれば、本人のためにも球団にとっても回避した方が良いです。

河野竜生投手はドラフト2~3位あたりの指名になりそう。
高卒からの社会人選手と、年齢も若く、まだまだ伸びしろが感じられます。
イメージ的には、巨人や日本ハムにいそうなタイプの左投手でしょうか。

カープにはいないタイプのため、獲得すれば面白そうではあります。
床田寛樹投手が成長しても、中継ぎ左投手不足は解決しないため可能性はあります。

ただ、カープは小柄な投手は指名しないという方針がネックになります。
地元出身選手の田口麗斗山岡泰輔堀瑞樹投手の時も指名を回避してきました。
広島経済大学時代から知り合いの尾仲祐哉投手も調査書は届きましたが同じでした。

過去の例をみても、小柄な投手は仁部智投手くらいでほとんど獲得していません。
ちなみに仁部投手は166cmと、2000年以降のカープで1番小柄な投手でしょう。

追記 : ドラフト結果

及川雅貴投手は阪神が指名、河野竜生投手は日本ハムが指名しました

 

 

① カープ左投手のドラフト戦略を総合的に判断

 

ここまでを総合的に判断していきます。

  • 現在も左投手は育っていない
  • 2019年は床田投手の活躍が期待される
  • 高校生左投手の育成は得意としていない
  • 大学・社会人の方が結果を出しやすい
  • 及川雅貴投手と河野竜生投手が指名候補

 

ドラフト指名の枠が無駄にならないような戦略が必要になります。
ただ、無理に強行するくらいなら、右投手の指名の方が良いです。

過去のドラフトでもそのような指名が何度かあったのは確か。
左投手の場合、右に比べてワンランク落として指名しがちになります。
トレードという方法もあるため、そちらも検討してみても良いです。

球団の育成プラン、育成能力に合った指名が大事。
選手にとっても、球団にとっても良かったと思える指名を願います。

 

「2019年の左投手のドラフト戦略」のまとめ

 

ここまでのドラフトを振り返り、今後の動向を検討してみました。
現在の左投手たちが一気に開花してくれれば、それに越したことはありません。
特に長年の課題である、左の中継ぎ投手の台頭に期待したいところです。

高橋昂也投手には焦らず、復帰に向けたリハビリに励んで欲しい。
復帰後にモデルチェンジした高橋昂也投手になっていることを期待しています。

10月に控えるドラフトでどんな投手を指名するでしょうか。
ここから甲子園も含め、一気にドラフト候補の流れも変わってきます。

中村奨成選手や吉田輝星投手のように一気に注目を浴びる投手もいます。
2019年もカープが良い選手たちと縁があることを期待しています。

 

 

 

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