【 2019年 カープ投手陣の課題 】過去のドラフトから「右投手と左投手」の育成状況を検証

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JUNJUN
医療系国家資格取得16年目

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今回は過去10年のドラフト指名された投手をみていきます。
左右の投手でどれだけチームに貢献出来たかを検討していきます。

 

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2010年以降に入団した左投手と右投手の割合

 

左右で振り分けると右投手 23名、左投手 12名。
当然ながら右投手の方が多く、左投手に対して約2倍になっています。

[ 右投手と左投手の分類 ]

選手名
右投手 中田廉、小松剛、今村猛、武内久士、福井優也、中崎翔太、弦本悠希
野村祐輔、大瀬良大地、九里亜蓮、西原圭大、中村祐太、薮田和樹
藤井皓哉、岡田明丈、横山弘樹、加藤(矢崎)拓也、アドゥワ誠、長井良太
山口翔、ケムナ誠、遠藤淳志、平岡敬人
左投手 伊東昂大、川口盛外、中村恭平、岩見優輝、金丸将也、戸田隆矢
塹江敦哉、飯田哲也、高橋樹也、仲尾次オスカル、高橋昂也、床田寛樹

 

そのうち、すでに引退している選手は以下の通りです。
右投手が6人で2割弱が退団(.174)、左投手が6人で4割が退団(.417)しています。

[ 引退した右投手と左投手の分類 ]

選手名
右投手 小松剛、武内久士、弦本悠希、西原圭大、横山弘樹、長井良太
左投手 伊東昂大、川口盛外、岩見優輝、金丸将也、飯田哲也、仲尾次オスカル

① 左投手と右投手の成績比較

 

右投手と左投手の勝利数・敗戦数・セーブ数の総数を比較します。

  • 右投手 (23名) 273勝238敗143セーブ
  • 左投手 (12名) 17勝23敗1セーブ

 

左投手の勝利数は右投手の1/10にも満たない状況です。
また、100試合登板を達成している左投手がひとりもいません。

ここ10年間で入団した左投手が機能していないことがわかります。
チームとして左投手の育成と補強が大きな課題であることを意味します。

[ 右投手と左投手の通算成績 ]

右投手 左投手
成績 中田廉   204試合 15勝15敗
小松剛   30試合 6勝6敗
今村猛   398試合 18勝29敗35セーブ
武内久士  11試合 0勝1敗
福井優也  109試合 29勝36敗
中﨑翔太  318試合 15勝24敗106セーブ
弦本悠希  4試合 0勝0敗
野村祐輔  154試合 65勝47敗
大瀬良大地 145試合 41勝26敗2セーブ
九里亜蓮  113試合 21勝17敗
西原圭大  16試合 0勝0敗
薮田和樹  69試合 21勝7敗
中村祐太  24試合 8勝8敗
藤井皓哉  10試合 1勝0敗
岡田明丈  68試合 24勝15敗
横山弘樹  6試合 2勝2敗
加藤拓也  7試合 1勝3敗
アドゥワ誠 53試合 6勝2敗
長井良太  4試合 0勝0敗
山口翔   0試合 0勝0敗
ケムナ誠  0試合 0勝0敗
遠藤淳志  0試合 0勝0敗
平岡敬人  0試合 0勝0敗
伊東昂大  5試合 0勝0敗
川口盛外  1軍登板なし
中村恭平  40試合 2勝10敗
金丸将也  1軍登板なし
岩見優輝  11試合 1勝0敗
戸田隆矢  95試合 11勝7敗1セーブ
塹江敦哉  14試合 0勝1敗
飯田哲也  40試合 0勝0敗
高橋樹也  19試合 0勝2敗
仲尾次オスカル 25試合 2勝0敗
高橋昂也  6試合 1勝2敗
床田寛樹  3試合 1勝1敗

 

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左投手と右投手のドラフト順位

 

年度を越えて、ドラフト指名順ごとに並べてみました。

選手名
D1 (右) 今村猛、福井優也、野村祐輔、大瀬良大地、加藤拓也、岡田明丈
D2 (右) 中田廉、九里亜蓮、薮田和樹、横山弘樹、山口翔
(左) 中村恭平、高橋昂也
D3 (右) 小松剛、武内久士、ケムナ誠
(左) 岩見優輝、戸田隆矢、塹江敦哉、高橋樹也、床田寛樹
D4 (右) 西原圭大、藤井皓哉、遠藤淳志
(左) 金丸将也
D5 (右) 中村祐太、アドゥワ誠
(左) 伊東昂大
D6 (右) 中﨑翔太、長井良太、平岡敬人
(左) 川口盛外、飯田哲也、仲尾次オスカル
D7 (右) 弦本悠希

 

ドラフト1位は全員が右投手で、左投手は1人もいません
ドラフト2位をみても、その大半が右投手の指名となっています。

そして、右投手のドラフト1・2位のほとんどが主力として活躍
また、戦力外になる選手も1人も存在せず、現役を続けています。

反対に左投手はなぜかドラフト3位に指名が集中しています。
左投手が不足しているにも関わらず積極的な指名に至っていません。

① 右投手のドラフト1・2位と3位以下の成績比較

 

次に右投手をドラフト1・2位と3位以下で成績を比較します。

[ ドラフト1・2位 ]  237勝197敗37セーブ

選手名 通算成績 (~2018)
1位 福井優也
今村猛
野村祐輔
大瀬良大地
岡田明丈
加藤拓也
109試合 29勝36敗
398試合 18勝29敗35セーブ
154試合 65勝47敗
145試合 41勝26敗2セーブ
68試合 24勝15敗
7試合 1勝3敗
2位 中田廉
九里亜蓮
薮田和樹
横山弘樹
204試合 15勝15敗
113試合 21勝17敗
69試合 21勝7敗
6試合 2勝2敗

[ ドラフト3位以下 ]  36勝34敗106セーブ

選手名 通算成績 (~2018)
3位 小松剛
武内久士
30試合 6勝6敗
11試合 0勝1敗
4位 藤井皓哉 10試合 1勝0敗
5位 中村祐太
アドゥワ誠
24試合 8勝8敗
53試合 6勝2敗
6位 中﨑翔太 318試合 15勝24敗106セーブ

 

右投手があげた勝利数のほとんどはドラフト1・2位が挙げています。
通算成績が負け越しなのは今村猛福井優也加藤(矢崎)拓也投手の3人のみ。

今村猛投手はリリーフの特性上、仕方のない面もあるのかも知れません。
改めて、右投手のドラフト1・2位が投手陣を支えてきたことがわかります。

逆に、3位以下では中﨑翔太投手が異例の成績をあげています。
3位以下の勝敗数の約半数と全てのセーブは中﨑翔太投手ひとりによるもの。

 

② 「右投手」のドラフト1・2位指名の所属

 

右投手のドラフト1・2位と3位以下で所属別で成績を比較します。

[ 高卒右投手 ]

選手名 通算成績 (~2018)
1位 今村猛 398試合 18勝29敗35セーブ
2位 中田廉 204試合 15勝15敗

[ 大卒・社会人右投手 ]

選手名 通算成績 (~2018)
1位 福井優也
野村祐輔
大瀬良大地
岡田明丈
加藤拓也
109試合 29勝36敗
154試合 65勝47敗
145試合 41勝26敗2セーブ
68試合 24勝15敗
7試合 1勝3敗
2位 九里亜蓮
薮田和樹
横山弘樹
113試合 21勝17敗
69試合 21勝7敗
6試合 2勝2敗

 

以上をみると、高卒投手は中継ぎ大卒・社会人投手は先発と分けられます。
また、社会人出身は横山弘樹投手のみで、ほとんどを大卒投手が占めています。

ここ数年のカープ先発陣は大卒ドラ1・2位投手が担っていると言えます。
上位指名には中継ぎ投手がいないというのがカープの特徴のひとつかも知れません。

 

③ 「左投手」のドラフト2位指名と3位以下の成績比較

 

左投手のドラフト2位と3位以下で成績を比較します。

選手名 通算成績 (~2018)
2位 中村恭平
高橋昂也
40試合 2勝10敗
6試合 1勝2敗
3位 岩見優輝
戸田隆矢
塹江敦哉
高橋樹也
床田寛樹
11試合 1勝0敗
95試合 11勝7敗1セーブ
14試合 0勝1敗
19試合 0勝2敗
3試合 1勝1敗
4位 金丸将也 1軍登板なし
5位 伊東昂大 5試合 0勝0敗
6位 川口盛外
飯田哲也
仲尾次オスカル
1軍登板なし
40試合 0勝0敗
25試合 2勝0敗

 

左投手をみると、中村恭平投手と戸田隆矢投手が大半は記録したものです。
経験年数が若いのもありますが、その他の投手は1軍戦力になっていません。

また、右投手のような指名順位による成績の偏りはありませんでした。
こうしてみても1軍の左投手不足が長く続いている状況がよくわかります

 

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2010年以降に左投手のドラフト1位指名は「1度のみ」

 

では、カープはドラフト1位で左投手を指名しないのでしょうか。
2010年以降でみると1度だけ左投手をドラフト1位指名したことがあります。

現在、楽天に在籍している森雄大投手(東福岡)を2012年に指名しています。
ただ、1位指名したものの抽選となり、楽天がその獲得交渉権を獲得しました。

[ 森雄大 プロ通算4年 ]

  • 28試合 3勝6敗 90回1/3 防御率4.58

① 2005年と2007年にも左投手をドラフト1位で指名

 

200年代にさかのぼると、2005年に片山博視投手、2007年に長谷部康平投手を指名しています。

[ 片山博視 プロ通算11年 ]

  • 206試合 8勝16敗 264回1/3 防御率3.13

[ 長谷部康平 プロ通算9年 ]

  • 110試合 11勝19敗3セーブ 300回 防御率5.37

 

長谷部康平投手は大学時代に北京五輪予選代表にも選ばれています。
片山博視選手は高校時代に投打で活躍し、プロでも野手転向した時期もありました。

両選手ともに期待されていましたが、目立った活躍はできませんでした
非常に魅力のある投手でしたが、プロでその力を発揮することは難しかったようです。

お気づきの通り、カープが抽選を外したドラ1左投手は全て楽天に入団しています。
偶然のことではありますが、それにしても楽天とのドラ1左投手の競合率は高いです。

 

② 楽天3投手の「外れ1位」の選手たち

 

片山博視、長谷部康平、森雄大投手を抽選で外した後の指名選手をみてみます。

通算成績
鈴木将光 6試合 打率.182 (2/11) 0本塁打 0打点
篠田純平 99試合  20勝26敗 4.24 391回
高橋大樹 8試合 打率.238 (5/21) 0本塁打 0打点

 

左投手の外れ1位で左投手を指名したのは篠田純平投手のみ。
他2人は、共に高校で長距離砲として活躍していた野手を指名しています。

 

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今回のまとめ

 

今回は過去のドラフトから右投手と左投手にわけて検証しました。
上位で指名した右投手がチームの主力になっているのがよくわかります。

左投手不足の面はありますが、ドラフト自体は成功していると言えるでしょう。
また、その多くが大卒の右投手で、ドラフト補強時のポイントと考えられます。

下位指名でも中﨑翔太投手やアドゥワ誠投手も活躍しています。
高卒下位指名でチームの主力となった現在の活躍はスカウト冥利につきます。

カープとして左投手不足という課題は残っています。
「左のエース」と呼ばれる先発投手が台頭し、フル回転する姿を期待しています。

 

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