【 右打者の育成急務 】カープの野手ドラフト&育成状況から考えられる将来的な不安

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JUNJUN
16年目の医療系国家資格取得者で野球を中心に活動。
現在は
『法律』も勉強中。
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さて今回はカープの野手の状況にスポットを当てたいと思います。
現在の状況、過去のドラフト、今後の課題など踏まえて話を進めます。

 

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2009年以降のドラフト指名野手たち

 

2009年から年度順に振り返っていきます。
2012年と2018年は野手中心の補強となった様子が伺えます。
特に2012年に至っては、指名選手全てが野手となりました。

指名野手
2009年 堂林翔太(D2)、庄司隼人(D4)
2010年 磯村嘉孝(D5)
2011年 菊池涼介(D2)、土生翔平(D4)
2012年 高橋大樹(D1)、鈴木誠也(D2)、上本崇司(D3)、下水流昂(D4)、美間優槻(D5)
2013年 田中広輔(D3)
2014年 野間峻祥(D1)、桒原樹(D5)、多田大輔(D7)
2015年 船越涼太(D4)西川龍馬(D5)、青木陸(D7)
2016年 坂倉将吾(D4)
2017年 中村奨成(D1)、永井敦士(D4)
2018年 小園海斗(D1)、林晃汰(D3)、中神拓都(D4)、正随優弥(D6)、羽月隆太郎(D7)

 

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① 1軍戦力となった選手をピックアップ

 

1軍の戦力としてどの程度の選手が活躍しているでしょうか。
ほぼ年間を通して1軍戦力になった経験のある選手はブラックで表示しました。
2017年、2018年はまだプロ年数が浅いため、ここでは考慮しないことにします。

2009~2014年に指名した多くの野手は1軍戦力として活躍しています。
おおよそ入団から4年前後で戦力となるかどうかの時期に差し掛かるようですね。

指名野手
2009年 堂林翔太(D2)、庄司隼人(D4)
2010年 磯村嘉孝(D5)
2011年 菊池涼介(D2)、土生翔平(D4)
2012年 高橋大樹(D1)、鈴木誠也(D2)、上本崇司(D3)、下水流昂(D4)美間優槻(D5)
2013年 田中広輔(D3)
2014年 野間峻祥(D1)、桒原樹(D5)、多田大輔(D7)
2015年 船越涼太(D4)、西川龍馬(D5)、青木陸(D7)
2016年 坂倉将吾(D4)
2017年 中村奨成(D1)、永井敦士(D4)
2018年 小園海斗(D1)、林晃汰(D3)、中神拓都(D4)、正随優弥(D6)、羽月隆太郎(D7)

 

② 将来のレギュラー候補は全員が「左打者」

 

ここでレギュラー陣を除外して、右打者と左打者に分類します。
そこから“将来のレギュラー候補”に注目してみることにします。

選手名
右打者 堂林翔太、磯村嘉孝、高橋大樹、上本崇司、下流水昂、船越涼太
中村奨成、永井敦士、中神拓都、正随優弥
左打者 庄司隼人、野間峻祥、桒原樹、西川龍馬坂倉将吾小園海斗
林晃汰、羽月隆太郎

 

今回お伝えしたかった1番のポイントがここです。

見てお分かりの通り、該当する選手が全て左打者ということがわかります。
彼らが順当に育ってきてると言えますが、裏を返せば右打者が育っていない。

以前の投稿で、カープは左投手を育成するのが苦手だと記載しました。
同様に、野手においては右打者を育成することを苦手とする傾向にあります。

2016年に鈴木誠也選手が台頭しましたのが右打者では最後でしょうか。
数年後のレギュラー候補に関しては右打者の名前は上がりません

 

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③ 右打者不足が「外国人野手の補強」に影響

 

2015年以降の外国人野手を見ていきます。
ペーニャ選手の両打席を除き、全ての外国人野手が右打者

さらに、ここにエルドレッド選手が2012年から長く在籍していました。
梵英心選手のケガ、堂林翔太選手の伸び悩みなど多々要因はあります。
いずれにしても、球団として右打者不足が起きていることがわかります。

打席 所属年度
ライネル・ロサリオ 右打ち 2014-2015
へスス・グスマン 右打ち 2015
エクトル・ルナ 右打ち 2016
ラミロ・ペーニャ 両打ち 2017
サビエル・バティスタ 右打ち 2017-2019
アレハンドロ・メヒア 右打ち 2017-
ファン・サンタナ 右打ち 2019
ホセ・ピレラ 右打ち 2020

 

数年後には「主力のほとんどが左打者」の可能性も

 

そして、2018年で新井貴浩選手、ブラッド・エルドレッド選手が退団。
近年の一軍戦力として、強力な右打者枠が2つも空くことになりました。

そこに誰が食い込んでくるかというところが焦点になります。
しかし、現時点でレギュラー候補と呼べる右打者が存在していません。

将来的に野間峻祥、西川龍馬、坂倉将吾、小園海斗選手がスタメンと仮定します。
そこにベテランとなった田中広輔選手がサードやセカンドに入る可能性も。

また、鈴木誠也選手のポスティングorFA移籍は正直避けられないのが現状。
そう考えると、将来的に主力のほとんどが左打者となってきます。

 

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① 右打者が育たないチーム環境

 

右打者が育たない条件として、2つのことが考えられます。
前者はスカウト陣の課題、後者は打撃コーチ陣の課題となります。

  • 明らかな課題のある選手を指名している
  • 打撃指導によりその課題を解決できない

 

「課題はプロで治せば良い」とも考えられますが、成功してないのが現状です。
そうなると、スカウトの時点でリスクの高い選手をある程度外しておくのも手です。

個人的にもドラフト会議後に全選手の映像はざっと確認しています。
その時点で「将来的に厳しいな」と感じてしまう選手がいるのも事実です。

いくらアマチュア時代に本塁打数を重ねていてもプロで活躍するのが厳しいのも現実。
高いレベルで通用するにはそういった明らかな課題がある選手は厳しいです。

 

② 在籍する右打者の多くが「同じ課題」を抱えている

 

動作分析をしていくと大半の選手が同じ課題を抱えています。

[ スイングメカニズムに同じ課題のある選手 ]

  • 2009年 堂林翔太 
  • 2010年 磯村嘉孝 
  • 2012年 高橋大樹、下水流昂、美間優槻
  • 2014年 多田大輔
  • 2015年 船越涼太、青木陸
  • 2017年 永井敦士 
  • 2018年 中神拓都、正随優弥

 

もちろん選手により度合いの差はありますが、おおむね共通しています。
それぞれの選手を入団時からチェックしていますが現在も変わりありません

上記の選手は共通して特定のコースや球種に課題を持っています。
逆説的に言うと、動作的課題により物理的にそうなるので仕方ありません。
そうなると配球パターンが決まってくるため打ち取りやすい傾向にあります。

2軍では打率3割を打てても、1軍では打てない選手がいます。
また、キャンプやオープン戦当初は目立ちますが、徐々に姿を消す選手もいます。

例えば、正随優弥選手が後者ですね。
そうした選手の多くが今回の課題を持ち、シーズン中に良い結果を残せません

他球団であれば、オリックスの杉本裕太郎選手も同じですね。
シーズン中に短期的な活躍はできても、長く続かない右打者に多いです。

ただ、同じ課題があっても活躍する選手もいます。
巨人時代の長野久義選手のように上手く克服している選手もいます。
それはそれで1つの方法として成功しているので、手段としては正解です。

要するに、課題自体を改善”するか、別の方法でカバー”するかしかありません。
いずれにせよ対応策を打たない限り、レギュラーとしての活躍は厳しいです。

 

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ここまでのまとめ

 

ここまでをまとめます。

  • 上位指名の選手は1軍で活躍
  • 将来のレギュラー候補は全て左打者
  • ドラフトでは右打者を多く指名するも育っていない
  • 右打者不足を外国人選手の補強に頼ってきた
  • 将来的に左打者ばかりのスタメンになる可能性がある
  • 右打者補強・育成の改善が必要である

 

「ドラフト補強ポイントは右打者」のまとめ

 

今回は右打者不足に焦点を合わせてまとめてみました。
話がまわりくどい所もありますが、その点はご了承下さい。

カープでは右打者が主力として育ちにくい現状は間違いありません。
もちろん左打者が左右投手に関係なく打てればそれでも良いです。

しかし、右打者が育っていないということ自体は課題なのは事実です。
少しでも課題の部分を解決できればチームとしても底上げにつながります。

また、ドラフト指名でのロスを減らすことも大事と考えます。
指名においては1選手に対して、契約金・年俸など多額の資金を投資します。

指名のロスが少なくなれば、安定したチーム運営にもつながります。
近年の課題を払拭するような多くの右打者の台頭を期待をしています。

 

 

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